突き抜けたからこそ

振り返って

歌える曲がある





これから来る季節が

夏でよかったと

安心したように呟く

日に日に回転数が上がっていく

最近の私





枝葉がどんなに揺れようと





太陽がエネルギーをくれるから



風がやさしく、時に薙ぐように包んでくれるから



雨が熱を冷まし潤してくれるから



雷が化学反応を起こしてくれるから





あなたがいつも微笑んでくれるから








いま

あの子のバイオリンが聴きたい


その音色は

彼の故郷の雪のように

白く澄んで



そして

私を還してほしい


見渡す限り真白な


大雪原の

原風景へと






夕焼けに差しかかった空に

たくさんの天使の梯子がかけられ


その中を進む

一機の白い飛行機