学校プールに向かう小学生


背中には

高原の朝の日差しと風を


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まるで私の心の

積み重ねを見るようで


いつから曲がり

それでも昇り進もうと


最終巻がついに積み重なる時には

どんな曲線を描いているのだろうか





今夏初めての蝉の声を

東京の西の摩天楼で聴く


天をつく街の方が

早く夏が高まるのだろうか





視線の先が

柔らかにたわむ瞬間がある


情熱の炎が溶かしているのか

または

心の水面が

鏡のように澄んでいるからか


その瞬間は

何もが動く気がする