帰りのバスでのこと
バスに乗ると、子どもが泣いていた
まだ1才にもならないの女の子
ママに抱っこされてたけど、ぐずってた
時間は夜の9時過ぎ
眠いだろうに....
で、斜め後方の席からサイエンス「いないいないばぁ~」淸瀨して遊んだ
ニコニコ笑って、少しご機嫌がなおった様子
ママからは無視されましたけど

しばらくしてまた泣き出した
ほら~やっぱり眠いんだよ
長い爪をキラキラさせながら、ママはお菓子を取り出し食べさせていた
晩ご飯食べたのかなぁ....
大きなお世話か....
座席の横にはベビーカー
買物した袋がいっぱい掛けてある
ディオール
バーバリー
フランフラン
他いろいろ
しっかり見た

当然バランスが悪く、何度も後ろに倒れていた
前に座ってた人が気付き、起こそうとすると
「いいです
」あっさり
ベビーカーが倒れる度にママはひとりで起こしてたけど、だんだんイライラしてきたのか子どもを怒り始めた
バス中に響く泣き声とママの叱る声
乗客の視線は当然その親子
多分みんな思っただろう
タクシーで帰ればいいのに
ママは嫌がる子どもをベビーカーに座らせ、更に泣いても知らん顔
それからバスを降りるまで一度も子どもの顔を見ることなく、優しく話しかけることもなかった
高いヒールの靴音をコツコツと響かせながら、ディオールの袋を肩に掛けベビーカーを持ち上げてバスを降りて行きました
いろんな親がいて、いろんな家庭がありますが....
なんだかね....
大きなお世話ですが、ひとこと言わせてください
あなたも疲れたでしょうが、子どもはもっと疲れてますよ
今日はタクシーで帰るべきでしたね

おわり
