伊勢中川7:15~大阪上本町(近鉄大阪線大阪上本町行き急行)
2610系2616F(X16)

 

今回は伊勢中川駅からのスタートです。伊勢中川から先はラビューさんにとっては特急で通過するとき以外では未開の地となるのですが、青山町までは山越え区間で地域輸送の需要が小さいゆえに本数はかなり少ないです。急行が毎時1本ほどとなります。(東青山まではこれとは別に普通が毎時1本出ている。2021年7月のダイヤ変更で青山町までの普通が減便…) 車両は2610系の4両編成。調べたら車齢50年以上の老兵ですが、現在でも大阪線急行系種別の主力車両です。6両編成じゃないんだ…と思いましたが、名張まで4両で走ったのち前方に2両繋げてそれ以降は6両編成となるようです。

 

大阪線急行は榊原温泉口まで駅を3つ通過したらしばらく(桜井まで)各駅停車です。東青山駅を出ると東海地方と関西地方の境界線ともいえる新青山トンネルを通ります。全長5,652mは日本の大手私鉄では最長を誇る山岳トンネルです。やっぱり高速道路も含めて長いトンネル内は暗くて車窓も見えないから俺的には一番退屈で仕方ないです…

 

新青山トンネルを抜けると西青山駅です。周りには人家がほとんどないゆえに秘境駅扱いされることも多いですが、停車本数は少なくとも毎時1~2本ほど確保されており大阪からのアクセスも難しくありません。なので飯田線や芸備線・北海道などのガチ秘境駅などと比べるとこんなので秘境駅扱いしてもいいのか…と思うのが正直な気持ちです。(JR定光寺は序の口にもならん…)

 

ちなみにラビューさんが高校生の頃だった2017年ごろにこの西青山駅に車で来たことあります。(オトンと青山高原付近をドライブしていたらたまたま西青山駅を通ったのでここで撮り鉄していた。当時は特急ひのとりが登場する前&汎用特急車両は現行塗装と旧塗装が混じっていた。通過する特急の本数も今よりも多かったかな)

 

青山町駅です。ここで急行を中心とした多数の列車が大阪方面に折り返し、本数はここから一気に増えます。しかし青山町ってどこ…とイマイチぴんとこない人も多そうなので、今度青山町って何があるのか…という企画もやってみたいですね。(ていうかこんな山奥の駅名で「○○町」は珍しい説…

 

というワケで列車は名張到着。先述の通りこの駅で前に2両を増結です。土休日の中では利用者がかなり多い9時ごろの時間帯に大阪上本町に到着。後のことを考えると大阪府内に急行として4両のままでツッコむのはどう考えてもありえへんからね。

 

名張で2両増結した結果、この列車はこうなった。

1220系1222F(VC22)+2610系2616F(X16)

2両編成の方は1220系という車両なのですが、なんとA更新と呼ばれる内装や機器が新型車両並みに更新された車両でした。車内紹介は後に回しますがラッキーでしたね。外観だけでも方向幕がフルカラーLEDになっている&最近のJR西日本に倣って前面に転落防止幌をつけているという変更点があります。

 

各駅停車区間は桜井まででそこから先は駅を飛ばしまくります。(三本松からが奈良県。真面目に大和八木までが長く感じる…) 近鉄五位堂研修車庫(名鉄で言う舞木検査場)が併設されていることでもおなじみの五位堂駅で特急退避です。しかし急行ということでこの辺りまで来ると混雑が激しくなってきました。

 

名古屋駅を朝7時に発車する特急ひのとり8両編成です。大阪難波行き特急ひのとりはこの列車が始発やな。ちなみに大阪線車両の寝床である高安検車区がある高安駅は準急までしか停まりません。余談ですが実物が姿を現したばかりで高安で存置されている新型8A系を生で見に同じ日に旧Twitterの友達が別件で高安まで来たようですよ。

 

近鉄奈良線と合流する布施まで来るといよいよ大阪市内ですな…と言いたいけど布施駅は東大阪市にある駅でした(爆)そして鶴橋(大阪線の列車はほとんどが大阪上本町止まり。難波行く際にはこの駅で乗り換えた方が便利)で多くの客を下ろし、列車は終点の大阪上本町へ。

 

乗ってきた列車は折り返し伊勢中川行きへ。名古屋から3時間20分ほどの長丁場お疲れ様でした、俺。