前回は名鉄本笠寺駅が普通しか停まらない駅にもかかわらず未だに駅員もいて立派すぎるということを紹介しましたが、この駅は普通列車が急行・特急を退避できる設備を完備しています。現にこの9500系の岩倉行き普通も快速特急新鵜沼行き・急行一宮行き(岐阜行きじゃなくなった…)を退避した後に発車していきました。

 

そして訪問前日の3月16日から名鉄も運賃を値上げしましたが、(ここから名古屋駅まで行くのに330円や…)これに関する話は今はやめておきます。

 

トイレも最近リニューアルしたのは間違いないようで、激しく綺麗です。ここだけ見ると特急が停まる主要駅と言っても知らん人を騙せるかと、色んな意味で普通しかとまらない駅のクオリティではないです(爆)(名鉄の普通しか停まらない駅はトイレ自体ない駅も多かったはず)

 

駅舎とホームをつなぐ通路は地下になっていますが、エレベーターも計3台完備です。バリアフリーにも一応は対応しています。(しかし実際にホームに上がると細い柱が邪魔で車いすの人にはキツイか…)

 

ホームに上がりましたが、ホームは6両までしか対応してません。日中は普通は大体2両か4両なので問題ないですが、ごくまれ(平日朝ラッシュ時)に8両の列車が停まるそうなのでその場合は後ろ2両をドアカット(俗にいう「し~め~き~り~」)です。しかしホームの雰囲気も急行停車駅の新清洲辺りと雰囲気が似ていて、やっぱり普通しか停まらない駅らしからぬ達観した雰囲気が。

 

時刻表です。いくら駅が立派でも腐らずとも普通しか停まらない駅。停車本数は終日にわたって毎時4本ほどです。

昨今JR東海や名古屋市営地下鉄などではコスト削減のためにホーム上の時刻表を撤去する動きが見られますが、名鉄では先日のダイヤ改正においても時刻表撤去は見送ったっぽいですね。これを自分の目で確認したのは本笠寺と山王のみで主要駅は分かりませんが、そこは安心しました。

 

というわけであっという間に犬山行き普通が来ました。(意外にもこの駅での退避はなく待避線ではなくて内側の本線に入ってきた) 車両は1本前と同じ9500系…と言いたいですが2両の9100系です。(9105F) 4両編成と言われたので後ろに別の車両をつないでいる模様。ちなみに9500系グループは2024年3月地点で4両編成15本・2両編成10本の計80両在籍。そんなに増えたんだの一言。(各務原線・広見線などでのワンマン運転に駆り出された編成も多い)

 

そしてしばらく見ぬ間に名鉄のあるものが最先端に。それがこの運転士用の時刻表のLCD化です。多分俺の知っている限りオーソドックスな紙じゃなくなったのは名鉄が初めてです。これにより省力化・高機能化・輸送障害時でも迅速な対応が可能・紙の節約などに役に立っています。今回のダイヤ改正でもこの新兵器は火を噴いたでしょうね。

それにしても混雑することの少ない普通列車ながらもそこそこの乗車率で、名鉄も値上げ後も普通に元気そうで安心しました。(最も並走していた東海道線特別快速は立ち席祭りだったが。真面目に向こうが大増発したら名鉄はさらに苦しくなる希ガス…)