今日は朝の散歩で最寄り駅まで行ったのですが、ふと電車に乗りたくなり、なんとなく多治見まで行ってきました。

 

今回はJR東海の中央西線を走っている313系8000番台について紹介します。

313系8000番台は2013年まで走っていたセントラルライナーのために製造されたいわば特別仕様車です。
塗装はこんな感じで、通常の313系とは前面も銀色・オレンジの範囲が広いことが異なります。
 

セントラルライナーは利用率の低迷から2013年に廃止となり、(銭取られるライナーとも揶揄されていたんだとか)以後は普通料金のみで乗れる普通・快速での運用が主となっています。

2018年~19年頃には1編成が愛知DCキャンペーンの一環として、JR東海としては極めて異例のフルラッピング車両になりました。

 

ちなみに車内全景は撮り忘れるという痛恨のミスを。通常の313系とは車内はかなり異なります。

座席はこんな感じ。モケットは通常の313系とは違い赤系です。

横引きカーテンも通常の313系にはない設備です。(通常の313系の日よけは上から引っ張てくるフリーストップ式) また通路と客室を仕切る板もドアの横に設置されています。

 

車端部はもっと特徴的ともいえます。中央西線を走る通常の313系は車端部はロングシートですが、8000番台では向かい合って設置されたボックスシートにテーブルまでついています。つまり簡易的なコンパートメント席です。

 

このように大都市の普通列車で運用される車両とは思えない設備を持つ313系8000番台なのですが…

なんと、後ろにオールロングシートの211系5000番台を連結して運用されることもあります。

快適性の高い313系8000番台と平凡なロングシート車の211系5000番台が連結して運用されると同じ列車でも格差が激しくなってしまいます。中央西線、どこまで沼が深いんでしょうか。

 

この車両の最大の弱点が混雑の激しい中央西線のラッシュには不向きであること。

乗車電は313系8000番第6両+211系5000番台4両の10両編成で、朝9時台の快速中津川行きでしたが、名古屋で折り返す前は混雑のピークともいえる時間帯に名古屋に到着する快速列車だったため、折り返し前は混雑が激しかったのは容易に想像がつきます。

立ち席スペースは211系5000番台や通常の313系より狭く、つり革もドア付近にしか設置されていないため、313系8000番台でのラッシュ時の運用は鬼門ともいえます。