これをカクテルと呼べるのか?  
いやいや難しいことは言いなさんな。


イタリアでは、コーヒーに氷を入れるのがタブーなんだってさ。
でもどうしてもアイスコーヒーが飲みたい!そんなわがままな人がいたら、エスプレッソをシェーカーでシャカシャカ冷やして‘‘シェケラート’’にするんだそうですよ。
これをお酒に応用し始めたのは結構古い話。
何も加えず単一のお酒だけをシェイクし、グラスに注いで楽しむ、って感じ。

美味しくて知られるのがカンパリで作るシェケラート。
シェイクにより空気を含み、独特の甘苦い風味がまろやかに生まれ変わります。

さてさて、このカンパリシェケラートをカクテルと呼べるのか論争ですが、皆さんはどう思いますか?
カクテルの定義は「複数の材料を混ぜたもの」。
ウイスキーの水割りもカクテルのひとつと言えますが、水さえも加えていないこれははたして。。
シャカシャカすれば少しばかりは氷の溶けた水が加わるけれども笑

まあ、お酒を美味しく楽しむ方法のひとつだと割り切れば、難しいことは考えなくてもいいですよね。

ベルモットで口を濡らした美女の吐息を受けながらジンをストレートで味わうのもマティーニだと思っている私にとってカクテルの定義云々はどうでもよい話です。


《レシピ》
・カンパリ・・・・・・60ml


●シェーク