コカ・コーラって時代・嗜好の変化に合わせて味を変えているのでしょうか?
皆さんはどう思われますか?
メーカーは創業以来不変と公言していますが。

カクテル‘‘ロングアイランド・アイスティー’’は1972年にアメリカ・ニューヨーク州のロングアイランドで生まれました。
コアントローのカクテルコンクールにエントリーするために仕上げられたレシピと云われます。

紅茶を使わずに紅茶の味に仕上がるとの触れ込みで有名ですが、巷に溢れる様々なレシピを試すも、どうも紅茶の味とは似ても似つかぬ仕上がりになってしまいます。
そこで私は試作の末に完成させたのです。
七年前に。
一口目から紅茶を感じれるレシピを。
当時はお客様からも大変好評でした。

ところがそれから二年ほど経った頃でしょうか、レシピを変えること無く、紅茶味ではないものとなっていました。
原因は未だ不明です。

検証を重ね見えてきたのは、「コカ・コーラの味が変わった?」ってところ。
いや、確証はありません。
それでもそれを仮説とした上で、現在のコカ・コーラの味でしっかり紅茶の味に近付けるために日々研究を続けています。

まだ完成はしていないのですが、それでも巷に溢れるレシピと比べますと、格段に美味しく仕上がっていると自負しております。
未完成って響きもいいですね。
私のバーテンダー人生そのものを表しているようで。
これからもこのカクテルと一緒に、完成に向けて少しずつ歩んでいけたらいいなと思います。


《レシピ》
・ウォッカ(アブソルート)・・・・・・10ml
・ジン(ボンベイサファイア)・・・・・10ml
・ラム(バカルディホワイト)・・・・・10ml
・テキーラ(クエルボエスペシャル)・・5ml
・コアントロー   ・・・・・・・・・・8ml
・シンプルシロップ(カリブ)・・・・・8ml
・レモンジュース  ・・・・・・・・・12ml
・美味しい水  ・・・・・・・・・・・40ml
・コーク  ・・・・・・・・・・・・・40ml
・レモンスライス
・ストロー
・クラッシュアイス

●シェーク
※クエルボはシルバーです。
※コークの炭酸を抜きながら氷も溶かし水っぽさを増すことで紅茶味に近付くので、よくステアする。