ムストミュルックはエストニア語で‘‘黒い毒’’のこと。

2021年8月に刊行しました自作絵本の世界イメージに寄せて作ったオリジナルカクテルです。
絵本の主人公は、‘‘ある日突然に髪の毛先から毒が滴るように’’なるのです。
その毒が自身の体につかぬように髪を束ね縛りまとめ、木製ゴブレットに溜まるようにこしらえました。
木製ゴブレットに溜まった黒い毒、それがこのカクテルなのです。
絵本表紙に描かれたゴブレットそのままです。
スミレの花の匂いがします。
唯一絵本の内容と違うところが、‘‘口にしても死なないところ’’なんです笑。

甘酸っぱく飲みやすく、なるべく老若男女多くの方に気に入って頂けるような味わいに仕上げるのに苦心しました。
毒言うて飲みにくくするのは簡単なものでありますから。

ぜひとも一度絵本に目を通してからカクテルを味わって頂きたいです。
主人公の憂いだ顔が目に浮かぶところまででワンセットとなりますゆえ。


《レシピ》
・バイオレット(メラーナー)・・・ 25ml
・バイオレットシロップ・・・・・5ml
・ドライジン・・・・・・・・・・10ml
・アフロディーテブラック・・・・10ml
・グレープジュース・・・・・・・15ml
・レモンジュース・・・・・・・・15ml


●シェーク

※シロップはメゾンルータンがよいです。