カクテルのスタイルの一つ‘‘リッキー’’。
ベースになるお酒とライム、ソーダでまとめる、甘みを抑えたすっきりした仕上がり。

1880年頃アメリカにて、バーボンをベースにしたリッキースタイルのカクテルが知られるようになりました。広めたのはジョー・リッキー。
1890年くらいにジンをベースにしたジンリッキーが人気を博し、リッキースタイルが世界に広まりました。

リッキーはマドラーを添えて、飲み手がライムの風味苦味を調整するのがスタイルとされています。
しかし実際は、いたずらにガチャガチャ掻き回せざるを得ないので、ソーダのシュワシュワが抜けた残念な味わいを口にせねばならなくなるのです。
見ていてやきもきしてしまうくらいなら、という訳でオクターブではしっかりと味を仕上げて提供しております。
マドラーは添えませんのでご了承くださいね。

シャルトリューズはリキュールの女王。
130種の薬草・香草が織り成す複雑豊醇な逸品です。
1605年に何者かによってフランス王室に伝えられた謎めいたレシピなのです。
そのレシピは現在に至るまで公にされておりません。
ロマン溢れますね!

シャルトリューズをリッキーにすると、その複雑芳醇な味わいと爽やかスッキリ感が絶妙なバランスとなり、クセになりそな一杯に仕上がるのです。
どうぞご賞味くださいませ。


《レシピ》
・シャルトリューズ・ヴェール・・45ml
・ライム1/2~1/4カット
・ライムジュース(計20mlくらい)
・ソーダ・・・・・・・・・・・・・90ml


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