‘‘みおつくし’’これは澪標と書きまして、船が通れる深さのところと通れない浅瀬との境界に建てた航路標識のことなんです。
‘‘身を尽くす’’を掛けて昔から恋の和歌に使われてきたフレーズです。

今回ご紹介する‘‘みをつくし’’はオリジナルカクテルシリーズ、源氏物語カクテルの一つ。
光源氏が明石滞在時に契りを交わした‘‘明石の御方 あかしのおんかた’’の熱い恋心を表現しました。
光源氏と明石の御方との手紙のやり取りに、お互い‘‘みをつくし’’をしたためて歌を詠んでいるのですねー。
素敵ですねー。
身分違い承知の上で抑えることのできぬ女の恋心。
紅いカクテルにしました。
アマレット(杏仁の香り)とシャンボール(ラズベリー)で気品漂う味わいに仕上げてあります。
才媛‘‘明石の御方’’のイメージに寄せました。
いかがでしょうか。
源氏物語は熱烈な読者ばかりなので、‘‘各々が抱く世界観を否定することなく私感を表現してみました’’のスタンスを受け入れて頂ければ幸いですです。
《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・15ml
・アマレット・・・・・15ml
・シャンボール・・・・15ml
・レモンジュース・・・15ml
●シェーク