昨晩、某人材会社の社長と食事をした際に「欲」


というテーマについて意見交換した。


そこで、先方社長がいっていたこと。


欲の問題には2つある。


1つ目は、欲の強さ。


2つ目は、欲の方向性。



一般的に問題視されるのは、欲の方向性。


ヒトラーも、スターリンも、ナポレオンも、そして


戦時中の日本政府も、欲の向かう方向性が


ずれていたので衰退した。


近年でいえばホリエモン。


時価総額最大化経営を謳い、買収や様々な施策を


繰り返した。その結果が現在である。


その是非はともかく、世間の大半はホリエモンの「欲の方向性」


が誤まっていたと言う。



しかし、そもそも「欲の方向性」以前に、「欲」そのものが


ない人が現代には多いとのこと。



あなたがやりたいことは何か?


あなたは何を成し遂げたいか?


あなたはどれくらい金がほしいか?



上記のような問いに、瞬間的に回答できる人。


それが「欲を持っている」こと。



欲を強く持つ人を批判するのは簡単だ。


評論家的に何でもいえる。


でも、批判する当人は「欲」を持っているのか?


無欲な人からは、魅力を感じない。


という具合に、その社長はいっていました。



上記については、非常に納得をさせられました。




私が感じたことは、「欲」は強い課題意識


から生まれるということ。



世の中の○○を解決したい。


自分の生活が不自由だから金がほしい。


この仕事は○○を解決するはず。



という具合に。



日々の仕事でも同じ。


当社でも一緒に仕事をしていて、勢いを感じる社員は、


仕事に対しての強い課題意識を持っている。


その課題意識が強い人ほど、その原動力となる


欲が強いと感じる。


だから、私は「欲が強い」人と一緒に仕事をするのが


凄く楽しい。


なぜながら、自分の意志を強く持っているから。


その人の欲の方向性については、それが社会的に


間違っていない限りは、私はそれを尊重する。



でも、欲がない相手と仕事をするのはあまり楽しくない。


なぜなら、そこに意思がないから。


意思がなければ、仕事は作業になり、パフォーマンスも


落ちる。


自分から意見を言って行動することも少ない。



「欲」



あまり議論するテーマではないが、


非常に深く考えさせられる議論でした。



何万人もの転職支援をしている方だからこそ、


人の根源的な欲に触れる機会も多いとのこと。



だから、ここまで深い洞察力を持てている


のだと思います。勉強になりました。