経営者、企業TOPについて書かれた文献は多数存在します。
しかし、No2、参謀について書かれた文献は数が少ないです。
本田技研工業の、藤沢さん。
ソニーの、盛田さんと井深さん。
歴史的にも、TOPを支えるNo2の能力は非常に重要だと考えます。
少しまじめな話になりますが、私はNo2にはそれぞれの「型」が
存在すると考えます。
型の紹介と、歴史上の人物を紹介します。
1)書記官型
・指揮官の意思を部下に正確に伝達
・指揮官の知的、肉体的ロスを最小限にとどめる
歴史上の人物では、瀬島龍三
2)代理指揮官型
・指揮官の分身になり自分でも判断
・適切な指導調整を行い、指揮官を補佐する
歴史上の人物では、井上成美
3)担当専門型
・指揮官の補佐と同時に、自分の専門領域については
独自で判断し指導もする
歴史上の人物では、秋山真之
4)準指揮官型
・自ら権限を持って、時には指揮官を乗り越えて
指揮官としての役割を果たす
歴史上の人物では、辻政信
5)長期構想型
・独自の構想の下、長期的な戦略展望に取組む思索型
歴史上の人物では、石原莞爾
この型を眺めてみると、重要なのはTOPの組合せ
だと感じます。
この考えを企業に取り入れることで、より高付加価値な
会社・組織を創っていけるのではないかと考えています。
次回は、企業における組合せと、私が考えるNo2の重要な
ポイントをご紹介します。