最近、改めて「ゆっくり練習する大切」さを実感しています♪
難しいパッセージをキラキラっと華麗に速く演奏できるとカッコイイですよね♪
若い頃は「スピード・スター」のように、特に管楽器の世界では、とにかく指が回って、速く演奏できる事がスゴイって考えていましたが、最近は年齢のせいもあるのか、とにかく反射神経は鈍っています。
また、ギターで言えば、特に超絶技巧などの話ではなく、右手の基本的な動きがなんとも不自然でギコチナイのが悩みです…。
私の場合は、オーボエとギターでは「技術面の差」が大きいですので、オーボエで普通に演奏できる「簡単で基礎的なフレーズ」が、ギターでは全く演奏できなかったりします。
そして、このギターで出来ない事(もちろんオーボエや他の楽器でも)は、やはり「ゆっくり練習する」しかありません。
おそらく脳の処理が追い付いていないのです。
「目で楽譜を見る→脳が情報を理解をする→左手腕から指先へと指令を出す→左手で押弦する→右手腕から指先へと指令を出す→右手指が弦にタッチする→理想の音を思い描いてしっかりと弦を弾く→鳴った音を聴いて確認する→次のフレーズを見る→ … 」
この一連の流れを一瞬で処理し、繰り返していく事が、流れるように演奏する事かと思われますが、この処理スピードを縮めていけば速く確実な演奏が出来るはずです。
これは訓練しかないかと思いますが、当然、その訓練をすっ飛ばして、雑に、無理のある動作の練習回数を繰り返しても、意味がないかと思います。
よく聞く、「間違う事を練習している」状態かと思います。
また個人的には、速かろうが、遅かろうが、やはり美しく豊かな音で演奏しないと意味がない…と感じています。
聴く側にとっては、やはり音色が美しくないと聴く気がしないのではないでしょうか。
10回に1回、たまたま上手くいくのではダメで、10回中10回上手くいくような確実性が大切です。
(それでも本番は予期せずミスったりします…。)
いかに確実に、個々の動作を連動させていくかを、とにかくゆっくり丁寧に積み重ねていく。
そして、「ゆっくり」とは、「ちょっとテンポを落とした遅い」くらいではなく、本当に「スローモーションの如く、ゆっくり」にです。
これが本当に大事なのではないかと、最近考えています。
もちろん、本番でそのように弾くわけではありませんし、ギターの場合、遅すぎると「左手で押弦している時間」も長くなるので、「押弦を維持する持久的なキツさ」も発生する気がします。
なので、「ゆっくり確実に練習」していき、処理スピードを最終的に「ある一定の速度」まで上げていければ、美しく、華麗に、かつ楽に演奏出来るのではないかと思われます。
一流プレイヤーなど、上手な人は、何の楽器でも、本当に「楽々と華麗に」に演奏しています。
これは、天才的に楽に演奏出来ている可能性もありますが、この地道な積み重ねを経て、確実で楽に演奏できる状況を作り上げ、そこから少しずつ、結果的にスピード(処理能力)が上がっていったのではないかと思われます。
逆に言うと、私のように楽に速く演奏出来ない場合は、テンポを上げていく過程で、何か「脱力や自然な動きに関する事」を犠牲にしている気がします。
ある一流ギタリストが、「生意気に聞こえるかも知れませんが、人が何を難しいと感じているか…、何がどうして出来ないのかが分からない…」的な事を仰られていました。
おそらく幼少から訓練されてきた人は、知らず知らず身についている無意識な技術なのかも知れません。
そのような方々には、いまさら追い付けないだろうとは思いますが、少し遅めでもよいので、確実で美しい演奏を目指したいな…と日々考えています。
最後に、何か添えられる演奏動画はないかと探してみた所、4年前に録った、佐藤弘和さん作曲の『トレモロの練習曲」があったので、宜しければご覧ください。
『風の間奏曲~48のやさしい小品集~』という佐藤弘和さんの作品集(現代ギター社)に掲載されています♪
素晴らしい作品集ですので、オススメです(^^♪
今回の記事は別にトレモロに特化した話だった訳ではありませんが、実は私はトレモロが上手くできず、「アルハンブラ宮殿の思い出」などは練習と挫折を繰り返しています。
4年前のこちらの動画を見ると、やはりタッチに変なクセもありますし、テンポもかなり遅くはありますが、それなりに「今よりは」粒がそろっていて自然体な気がします…^^;
実はこの曲、今は、この動画並みにすら弾けないのです。ちなみに『禁じられた遊び』も弾けなくなりました…(T_T)
もちろん、当時頑張って練習したのだろうとは思いますが、一体どうやって弾いていたのか分からない感じで、右手がもつれるんですよね…^^;
「アルハンブラ」などもですが、知識が変に増えて考え過ぎたり、テンポを上げていく過程で、何かしら右手の自然な動きを阻害し、犠牲にしてしまっているのでしょう…。
自分自身の記事内容で自己反省して、ゆっくり確実に練習してみたいなと思います♪
ところで、生活面や仕事においては、やはりスピードが大切でして、何でも早く(速く)やるに越したことはないな…と感じています。
「いつやるの? 今でしょ♪」といったフレーズもありますが、私は慎重過ぎたり、先送りし過ぎて、いろんなチャンスを逃している気がします…^^;

