毎日、オリンピックから目が離せませんね。
コロナ禍での開催。
開催に当たり、色々な意見があると思いますが…アスリートたちには、罪はない。





日本人の活躍が連日話題になり、嬉しく思います。






昨日は思わず三浦龍司選手(順天堂大学)の7位入賞の記事を書きましたが…
普通に3000M走るだけでも凄いのに、ハードル超えて、水濠入って…って…
凄い技術のいる競技ですね。
彼が予選で出した日本記録8分9秒92も素晴らしいですね。




昨日、走幅跳の橋岡優輝選手(富士通)も6位入賞と快挙。
素晴らしい跳躍でした合格





走幅跳のような跳躍競技や投擲競技では、6本跳んだり、投げたりできるのは8人。
最初の3回の跳躍、投擲で8位までに入らなければならない。
4回目以降は、上位8人が挑戦できる。
3回までの記録がいい人程、あとからの挑戦になる。




中学時代に少し指導した事のあるMちゃん。
彼女は、最初混成をしていた。
(100Mハードル、走高跳、砲丸投、200M)
少し、走高跳が苦手だったけれど、バランス良く点数を稼いでいた。
だけど…何も教えていなかったけれど、砲丸投が良くとんでいた。
中学女子の砲丸は2.721kgと比較的軽めなので、足も速く、瞬発力もあり、体の使い方がとても上手な彼女なら、しっかり投げ方をマスターすれば、砲丸投で全中突破も夢ではないと思った。





私は、彼女に砲丸の投げ方を教えた。
足が速いのは、彼女の武器になった。
投擲種目は、瞬発力を必要とする。
彼女は、頭で色々考えるのではなく、体に叩き込む方が向いていた。
彼女は、わずか数ヶ月で記録をどんどん伸ばしていった。




そして迎えた中体連。
学校得点をかけた闘い。
彼女は四種を諦め、砲丸投に出場した。
この時点で、ランキング4位。目標は表彰台に乗る事。




みんな、それぞれにレベルアップしていた。
次々に、自己ベストを更新して行く。




まずは3投。
少し失敗しても、8位までに入れるけれど…
ファール(自分がサークルの前方から出てしまう。もしくは、砲丸が横に逸れ、線から出てしまう)してしまっては、元も子もない。
まずは、8位までに入れるように慎重に。



私の心配は他所に、彼女もベストを出し、3位で予選通過。
決勝は6番目に投げる。
4投目、5投目とみんな調子をあげてくる。
彼女もその一人。
だけど、4位通過の子に6投目で抜かれた。




4位。このままでは、表彰台に乗れない。




迎えた6投目。





奇跡が起こった!





彼女は1M近くベストを更新し1位に浮上。
1位、2位を守り続けていた子たちが、動揺し6投目は、記録を伸ばす事ができず…




彼女が優勝した。




ランキング4位からの奇跡の大逆転。





あの状況下での逆転は、凄いと思った。





彼女のメンタルの強さにも感動させられた。







この優勝が彼女の自信に繋がり、全中にも出場出来ました。
ただ、四種でも全中に出場できていたかもしれない。
いや、真面目な彼女なら、きっと出来たと思う。
満足に練習させてあげられなかった事は、悔やまれる。