西国三十三箇所霊場巡り10日目1竹生島 | Remember to remember 完璧な自分を思い出すお手伝い

皆様こんばんは!


前回は体調不良のために写真だけのブログになってしまい、大変失礼しました。


あまりに酷い下痢で動くことすらままならず、布団とトイレの間を行き来するだけでずっと寝てましたガーン


まさか25日の朝から28の昼まで何も食べずに過ごすことになるとはあせる




初めての方へ。

このシリーズは西国三十三箇所霊場巡礼の記録なのですが、そのまま書いても単なる旅行記になってしまうので心の中等はファンタジー風にして書いてます。



まとめはこちら!

https://ameblo.jp/ktneko/entry-12547204546.html




さて、正月用の護摩壇を勝尾寺に組みに来ている時、母親が調子を崩しているから今日は来なくていいとの電話を受けました電話







こういう時に心配して無理やりにでも行けばうちの母は怒ります。



ならもう直接行っちゃおアップ



まあ車中泊になってしまいますが、時間もゆっくりあるし、下道を通って行ってもいいな音譜



これもまた旅の醍醐味ニコニコ



21:00くらいだったでしょうか?

京都から滋賀に入るあたりで何故か不意に自分が死んだ時の事を考えてました。


年老いた母を残して死ぬのは心苦しいだろうなぁ、流石に子供が二人とも先立ってしまったらどうなるんだろ


とか、


いやいや、別に母親は関係ないだろう、何も成さずに死ぬのはどうよ?


とか、


いや、逆に悲しむ人の少ない今だからこそ繋がりが増える前に死んだほうがマシなのかな?


とか。


でもそんなものは単なる言い訳だということはよくわかってます。



生への執着。



そう、私は生きたい。


残すところあとは竹生島と華厳寺のみ。

明日でこの巡礼の旅も終わるでしょう。



昔の人にとっては西国三十三箇所霊場を巡礼するにあたってある意味で死出の旅の前準備だったんだろうな…


今とは交通事情も違うし、ある意味で冒険的な要素を多分に含む危ない旅だったはず。



昔は白衣に御朱印を押してもらい、最後の華厳寺でその白衣を来世を表す笈摺堂に奉納していたそうです。



そうやって考えると、旅の終わりに自分の死を思い、そこから生への執着を考えるのも至極真っ当なことだなとニコニコ


ということは行き着く先は生への執着からの解脱なのか?



何故か天魔くんはぐったりして助手席のシートに転がって熟睡しています汗


信号なので軽くブレーキを踏むとコテンとシートから転がり落ちてしまいましたえっ



「いって〜…

旦那、気をつけてくだせぇよ!

あっしは疲れてるんでゲスプンプン



ごめんごめん、ゆっくりブレーキ踏んだんだけど…

シートベルトする?


「そんなもんしても落ちるでゲス。

旦那があっしに対してもうちっと慈心を起こしてくれりゃあ事足るんでゲスよ!!



寝ているところを起こされたせいか随分御機嫌ナナメだなぁあせる


そんなことを思いながら運転すること小一時間…


琵琶湖の沿線に出ましたアップ



天魔くんは横でスースー寝息を立てているので起こさないようにゆっくり目に運転してクローバー




あれ?


なんか変だなあせる



そもそも何で人間である私が人間に仇なす存在とされる天魔にここまで優しくしてやらなけりゃいけないんだろえー


何かおかしくないはてなマーク



まあいいや。


彼のおかげで一人旅なのに楽しいし、おまけに参拝中はいないから邪魔されることなくゆっくりお参りできる。


彼が着いてきたのは勝尾寺くらいではないだろうか?



長浜港に着いたのは21:00。


始発は10:10。

駐車場でゆっくり眠ることができますzzz


護摩壇のこととか色々疲れたし、横の黒いのと肩を並べて車中泊するのもまあいいかぁ。



思わず乗船券売り場で二人分のチケット代を払いそうになって慌てて引っ込めるなんて何のネタ?みたいなことをやってしまいましたが汗





乗り場の待合には


黒田長政の鎧のレプリカが!


そして船に乗って思ったこと。

皆様、もしも竹生島クルーズにご乗船の際は、



船の中に置いてある冊子を是非読んでみてください!



めっちゃ面白いですから!





ここもまた…

えらい階段ですあせる




本殿。




右側の弁才天様。



左側の弁才天様。


本殿にて写経を納経して、屋根を葺くための萱を奉納すると、


「お願い事をお書きになりましたか?ニコニコ


と受付の方が教えてくださいました。


「願い事はありません音譜
こちらにお参りさせて頂けたことだけで何よりの感謝ですから!」


というと受付の方はニッコリして、


「この島は力が強いので中には動けなくなる方もいらっしゃるんですよニコニコ

と。

私は普通にピンピン動けているので、


「私はそれ程繊細な人間ではありませんし、今回は選ばれなかったようですね!」

と言いながら暫し談笑音譜

なんと元町の喫茶店によくいらっしゃるらしく、神戸での再会を約束して次の場所へ。




不動明王様。



妙音天様というのは弁財天様の別名。




おや、こんなところにも天狗様が!







ここから竹生島神社に抜けることができます音譜
豊臣秀吉が自分の権力を示す際に使った船をそのまま使っているのだとか。





中にも弁財天様がいらっしゃいました!




両方とも弁才天様をお祭りの神社から勧請されたそうです。




ここでかわらけ投げをしたのですが、一枚は辛うじて通った…かもあせる


外に出て歩いていくと何か生臭い臭いがします。

竹生島に来てから鼻ではなく身体中に感じていたもの、そのわけが下の写真のところに来たときにやっとわかりました!




蛇さんの匂いヘビ

恐らくこの竹生島という土地全体は蛇さんの力が覆っているのでしょうアップ

ちょっと置物のカエルさんが可哀想な気もしますがあせる

蛇さんは不思議な存在です。

人間からは恐れられている存在であり、同時に神としても崇められている。

あれだけ蛇を忌み嫌うキリスト教でさえ民数記ではモーセが青銅の燃える蛇を作り、旗の上に掲げたとあります。
燃える蛇と聞いてセラフィムと思ったアナタ!中々ツウですね!


また死からの再生の象徴として崇められ、日本では金運の神様としても崇められている。





球磨川源流に初めて行った際にも蛇さんが出迎えてくださったなぁ…

死からの再生。

もしかしたら私は20歳の時のバイク事故で死にかけた時から完全に復活できていなかったのかもしれない。


竹生島にずっと来たかったのにこの歳まで来れなかったということはそういうことなのか…

昨晩に自分が死んだらなんて考えたのはここに来るための準備だったのか?


こんなことを考えながら再び上まで戻って御朱印を頂きました。


死のイメージが絡む場所っていろんな存在のエネルギーが濃いと思うんです。


どのエネルギーに触れるかは日頃のあなたの考え方と行い、そして人間性によって決まります。

私が常日頃から、


霊性は人間性の延長、
霊格は人格の延長


と言っている理由はここです。


流石は最終日。

最初に行ったところから色々と考えさせられる場所でした。



続きます!

ありがとうございました!