福徳神社に行ってきました~♪ | 音楽と何でも手作りの部屋 Room314

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東京 日本橋にある宝くじ当選祈願の神社として知られる福徳神社(芽吹稲荷)へ行ってきました。


地下鉄メトロ、 三越前A6出口すぐのCOREDO室町2の斜め裏手の比較的分かり易い場所にあります。

最近ではテレビのCMにも出てきましたので知名度は上がったかも。


福徳神社(芽吹稲荷)は貞観 年間(859 ~876年)よりこの地に鎮座していたようで、武蔵野の福徳村の稲荷神

社として祀られ源義家が崇敬して太田道灌を合祀し、徳川家康も参詣したと言う由緒ある神社です。

福徳神社とはこの福徳村の地名からきているもので、江戸幕府二代将軍の徳川秀忠もこの神社にお参りに来

て、「福徳とはまことにめでたい神号である」と言って褒め、クヌギの皮つきの鳥居に春の若芽が萌え出たのを見

て、この神社に「芽吹神社」という別名も授けられたと言われています。


関東大震災や第二次世界大戦で転々とし、今の場所に落ち着いたのは40年くらい前だそうですが、由緒ある割

にはこの神社の存在すら知りませんでした。 

それもそのはず、ついこの間まではビルの上にあったそうで分からなかったはずですね。



昨年、三井不動産が室町地区の再開発をするにあたり新しい境内と社殿を完成させました。

更に先月、福徳神社と一体となった1,200m2超の鎮守の森 「福徳の森」 が完成したとのことで出掛けてみたと

言うワケです。



さてさて、福徳神社の鳥居です。 





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でもって、鳥居をくぐって中へ入るとこんな感じ。



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入口に手水舎(てみずや・ちょうずや)があります。

ここで身を清めますが、此処の手水舎は少々他と違って人が近づくと水が流れると言うハイテク仕様になってい

ます。



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昨年出来たばかりのピカピカの神社です。

一見、木造のように見えますが、防火地域のため鉄骨造にヒノキで化粧しているそうです。


地下二階造りになっていてここには駐輪所・防災備蓄倉庫が造られ、非常用の飲料水や食料16,000食分が保管

されています。

ここからCOREDO3や地下通路につながっており、更に、夜にはライトアップもされてと何とも都会的な神社の

作りなのです。




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お稲荷さんなので、神社にいるのは狛犬でなく狛狐です。

鍵らしきものを咥えています。  反対側の狐は玉を咥えています。



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江戸時代、賭博である「富くじ」は私的に行うことが規制されていましたが、由緒ある寺社に限って行われていま

した。  福徳神社は幕府公認の富くじの発行を許された数少ない社寺の一社です。

「福徳とは縁起が良く、ことに当社福徳稲荷の場合は、この社号「福徳」に加えて、秀忠により江戸城から合祀された弁財天が福財神として庶民の注目を集め人気を博したと推察されます」 とあります。
 また、「文政末頃の出版と思われる『江戸大富集』では、福徳稲荷興行の富くじは、当たりくじの最高額が三〇〇両であった」と同社のHPに記載されています。


三百両は今の貨幣価値に換算すると何を基準にするかで変わってきますが、ざっと一両が10万円以上にはな

るかと思われます。  ですので、軽く3000万円以上にはなろうかと。



下の写真は宝くじの当選を祈願するための幸運鈴。 購入した宝くじを三宝の上に乗せ、その上で鈴を鳴らして

お祓い(鈴祓い)を行ってから祈念します。


それにしても福徳とは名前だけでも縁起の良い御利益のありそうな神社ですねぇ。

ここで祈願して当たった・・・・ような気分に浸るだけでも良いかもね。


また、残念ながらハズレてしまった宝くじも此処に持ってくればをお炊き上げをしてくれます(左隣の箱)。




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この神社には6種類のお守りがあります。


芽吹き 富籤守(とみくじまもり):  福社名の福徳(幸福と利益)に因み皆様の幸福と利益が叶いますように。

芽吹き守:  自身の新たなる能力の芽生え成長の祈願に。 会社の成長繁栄の祈願に。

芽吹き 勝守(かちまもり):  新たな企画の成功や契約締結! 試験合格!ここぞという勝負の時に。


その他に、芽吹き 恋守(こいまもり)、芽吹き 商売守(しょうばいまもり)、芽吹き 旅守(たびまもり)があり、いず

れも初穂料五百円となっています。


それにしても今、一番必要なのは富籤守かもね・・・・・。



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当選祈願の「宝袋」もありました。

いかにも金運に恵まれそうな袋の色も良い感じですねえ。

これに宝くじを入れて祈願すれば当たる・・・・・かも知れない宝袋です。




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この福徳の森にはもう一つの神社、「医薬・医療の神様」が宿っているという薬祖神社が移設されています。

この神社も以前はビルの屋上にあったものです。


日本橋にはもう一つの顔として「薬のまち」があります。

元々、日本の主な製薬会社の本社の多くのある界隈でもあるのです。

「日本橋本町の薬業界では、昔から医薬の祖神と言われる大穴牟遅神(おおなむちのかみ)と少名毘古那神(すくなびこなのかみ)の二神を祭神とする水戸の大洗磯前(いそさき)神社や酒列磯前(さかつらいそさき)神社、そして東京上野の五條天神社に参詣して崇敬の念を表してきた」とあります。


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由来としては明治四十一年(1908)、上野公園の五條天神社より、医薬の祖神二柱とされる大穴牟遅神(≒大国

主)と少彦名命を迎えて大祭を挙行したことに始まったものだそうです。




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早速、中に入って参拝して見ます。



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さて、福徳の森のはずれの一角には芽吹茶屋が新設されていました。

お江戸風に言えば水茶屋で今の喫茶店にあたるものです。

ここでは今川焼をメインに揃えているようです。


さてこの福徳の森、ともすれば、都区内の一等地にあって1,200m2超の敷地があればビルの一つでも建ててしま

おうと言うところですが、此処に癒しの空間とも言える神社及び鎮守の森を再建したというところがミソです。

ビルの屋上に、またこれらの神社が作られたら普通には知られることも無かっただろうと思われます。

なかなか粋な計らいだと思います。


多分、都区内でも一番高い土地?に住む神様になるのではないかと思われます。




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今日(23日)は日本橋では大江戸活粋(かっき)パレードの他、幾つかのイベントが盛大に行われておりました。


この福徳神社でも福徳市での「福徳くじの抽選会」及び出羽海部屋による「おたのしみ相撲」が福徳の森の中央

広場で開催されており、これらのイベント終了後に 「2016 東京きものの女王」 の三人が来ていましたのでパ

チリと撮ってみました。



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大変艶やかで歩く芸術品とは良く言ったもので、着物は織から染め、仕立てに至るまで第一級の技術で作られ

ていますので確かにその価値は十分にあります。


ちなみに、2017年の着物の女王は11月6日(日)12:15~15:00、日本橋三越で行われるようです。