無事に生まれてきてくれた双子ちゃん。

産声をあげる事は出来なかったけど、確かにここに存在する。

大切な、大切な、私達の可愛い双子ちゃん。

 

ガーゼのベッドの上で二人並んだ双子ちゃん。

第2子ちゃんの半分程度の大きさの第3子ちゃん。

心拍確認できなかったけど、きっとこの子は心拍があった。

時期が合えば、1度は心拍が確認できた子だっただろう。

見た瞬間にそう思えました。そして意外と大きかったです。

 

旦那は可愛い2人にメロメロ。可愛い可愛いの連呼です。

親ばかだな~と思いながらも、とても嬉しかったです。

 

「意外と大きいね、第3子ちゃん。」というと、

旦那がぽつりぽつりと本音を漏らし始めました。

 

第3子ちゃんが吸収されるって聞いた時、本当?って思った。

9wのエコーでの大きさと、12wでのエコーの大きさ。

紙で見て、大きくなっててさ、びっくりしたよ。

 

俺は動くエコーで第3子ちゃんをちゃんと見たことなかった。

大きさもどれくらいか理解できてなかった。

けどさ、さっきエコーしてくれた時に、エコーで大きさを見て、

大きい。人間の形だ!ってびっくりした。

無事に二人で生まれてこれてよかった。

そう、言ってくれました。

 

この人と結婚してよかったな。

この人との子供を産めてよかったな。

この人に立ち会って貰えてよかったな。

 

後期流産、産声の無い出産。

正確に言えば死産でもないのかもしれない。

だけど、確かにここに2人は居る。2人並んで寝ている。

その事実が嬉しくて、嬉しくてたまりませんでした。

 

性別はまだわからないと言われていたけど、お股を見てみました。

何だか女の子のような気がしました。

一緒にみてくれた助産師さんと目が合い…

「女の子?(っぽい?)」と発言がリンクしました(笑)

正確にはわからないけど、第2子、第3子は女の子でした。

(本当は男の子だったらごめんね!可愛い男の子って事で!)

 

少しして、助産師さんが体をきれいにしてベッドに入れてくるねと

2人を連れて行ってくれました。

二人一緒ならどこに行っても大丈夫だね、と、ほっとしました。

 

「ありがとう、お疲れ様。」

「2人を産んでくれてありがとう。」

旦那からの感謝の言葉が嬉しかったです。

 

妊娠して悪阻がしんどい中で家事育児全部1人でこなしてくれた旦那。

元々旦那が強く強く2人目を望んでいました。(私も望んでいましたよ。)

妊娠できた時は旦那の喜ぶ姿を想像してニヤけたほど。

普段から上の子の育児もほとんど旦那。本当に子ども好きな旦那です。

 

双子の心拍停止がわかった時、旦那に申し訳ないと思っていたけど、

双子はまだお腹の中に居るし、直接言葉して伝えてはいませんでした。

産んだら、言おう。ごめんねって言おう。

 

そう思っていたけど、第2子・第3子を見てほほ笑む旦那を見て

上の子の出産の時と同じように喜んでくれる旦那を見て、

亡くなっていたけど、確かに3人のパパになってくれたんだな。

そう感じました。謝る必要なんてないなって。

逆に謝ったら怒られちゃうかなって思いました。(多分怒ります。)

 

確かに、私たちは3人の親になったと実感しました。

戸籍には載らないけど、確かに3人の親で、5人家族です。

 

双子の名前は特に決めてはいませんでした。

何なら胎児ネームはどう考えても男の子っぽかったです。

 

産む前からどうしようかなとは悩んでいたのですが…。

悩んだまま出産。

産んで、二人を見たときにぱっと二人共の名前を思いつきました。

 

○○と○○にしようと思う。と旦那に伝えると、

えー!と驚きながらも、そうしよっか。と言ってくれました。

そして、次に二人に対面したときには自然にそう呼んでくれました。

○○ちゃん、○○ちゃん、私たちのもとに来てくれて、ありがとう。