月組トップスター月城かなとさん
トップ娘役 海乃美月さんの
退団公演 宝塚大劇場公演『 Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA110!』
を観劇してきました。
110期生の初舞台の口上とラインダンスの披露もありました。
お芝居『 Eternal Voice 消え残る想い』は宝塚歌劇団の正塚晴彦先生の作品です。
正塚作品といえば
4/6(土)タカラヅカスカイステージで、
花組柚香光さん主演の『二人だけの戦場』も
初放送です。
正塚晴彦先生といえば、個人的な感想としては、ラブ少なめで宝塚っぽくないかなと思いますが、宝塚歌劇という枠にはまらないのも大きな魅力です。
芝居の月組と、セリフ一つ一つが深い正塚作品は親和性があると思いました。初見でもクスっと笑ってしまうシーンの連続で、本当に間の取り方が絶妙でした。
ロンドンの風景も映像と舞台装置の組み合わせが素晴らしく、立体感があって迫力がありました。色使いも暗すぎず明る過ぎず衣装ともバランスがよく美しい世界でした。
月城かなとさん扮するユリウスの麗しさは超危険で、うっかりすると月城かなとさんばっかり見てお芝居の内容についていけなくなりそうでした。
海乃美月さんもドレスとロングヘアがすごくしっくりきていていい役でした。(語彙力ゼロ)
専科の凛城きらさんが休演なので、代役に佳城葵さん、さらに佳城葵さんの役を大楠てらさんが演じられています。佳城葵さんも全然違和感がなかったですし、大楠てらさんはむしろ似合いすぎでした!衣装は星組『1789』の時に専科の輝月ゆうまさんがペイロール役で着られていたものですね。
彩みちるさんと彩海せらさんのコンビも超個性的に演じられていたので、すごく面白かったです。
次期トップスター鳳月杏さんもかっこいい役で
よかったです。次期トップ娘役の天紫珠李さんとのカップルを匂わせる様なシーンもあり、月城かなとさんから鳳月杏さんに託す様なセリフもありました。
コメディ要素あり、シリアスあり、歴史物語や超常現象もありと濃い正塚作品でしたが、違和感なくまとまっていて面白かったです。