昨日の宙組劇団員の御遺族側代理人と

阪急阪神ホールディングスと宝塚歌劇団の

記者会見を見ました。

話し合いが合意に至ったということで、

同じ文書について、同時刻、別々の場所で会見が行われました。


阪急阪神ホールディングス側は、パワハラを

認めてパワフルを行った上級者は謝罪の

お手紙を出すことになったと発表されました。


お手数で出すという形式も話し合いで決まったと

いう事でした。

(私個人のの解釈ですが)パワハラについては、

宝塚歌劇団は当該上級生

に悪意はないが、これまでにパワハラが何かを

劇団側が教えてこなかった。故に宝塚歌劇団に

全ての責任があります。と言った様な

主旨と捉えました。


 図らずもお芝居の中だけではなく、

宝塚歌劇団での劇団員の処遇そのものが

現代社会の労働環境に鑑みても非常に

問題があると言うことがわかってしまいました。

 

宝塚歌劇団では上演される芝居には

「人間の尊厳」とは何かを

問う内容も多く、その部分が

たくさんの人を感動させると考えます。


 今回の悲しい出来事で

「お芝居」と現実の境界が一気に

混じってしまったと一観客として

とても心が痛いです。


 大切な大切なご家族を失う悲しみは、

何を持っても癒えるものではありません。

ただただ、彼女が生きた証と尊厳が

守られますように祈ります。

また今後も宝塚歌劇団に関わる方々も

誰一人取り残されることのない

尊厳が守られる世界になりますように。