花組 柚香光さん星風まどかさんの退団公演

「アルカンシェルーパリに架かる虹」の開幕が近づいてきました。


 配役はまだ発表されていませんが、演出家小池修一郎氏のオリジナル作品で、主役に合わせた当て書きなので宝塚歌劇のスターシステムに沿った配役になる事が予想されます。



 戦争中の劇団というのはよく取り上げられる題材です。

 前回月組大劇場公演「フリューゲルー君がくれた翼」も東西ドイツの分断と歌を通じて、対立の垣根を乗り越えるという内容が含まれていました。

 また、2021年宙組「ホテルスヴィッツラハウス」は第二次世界大戦中のナチスドイツに目をつけられる劇団のお話で、時代と設定がよく似ていると思いました。演出家は生駒玲子氏です。

「スヴィッツラハウス」は主演の真風涼帆さん外交官役でしたが、今作品の柚香光さんは劇団のダンサー🕺役です。もうガッツリ踊ってもらおうということでしょう。レビューの中に物語が含まれることは普通ですが、物語の中にレビューが含まれる作品は珍しいと思います。

 

 柚香光さんは小池作品は2018年明日海りおさん主演「ポーの一族」でアラン役で出演されています。「ポーの一族」は映像でしか観ていませんが、原作の世界に入り込んだような作品でした。



 スカイステージのお稽古情報によると専科の輝月ゆうまさんが星風まどかさんを執拗に追いかける役だそうです。

 輝月ゆうまさんは小池修一郎先生の作品に欠かせない演者さんで、月組「グレート・ギャッツビー」では裏社会のドン ウェルシェイム、星組「1789」では主人公ロナンに容赦なく鞭を振るうペイロールを演じられています。今作品でも渋くて闇があるお役に違いないと期待しています。

また専科で出演される一樹千尋さんの迫力ある歌も楽しみですね。


と、配役も人物相関図も出ていない頃から色々妄想して楽しむのでした。