今朝、インスタントコーヒーの香りを嗅ぐと、ふっと

主人が通院していた大学病院内のカフェを思い出した。

月日は覚えていないが、抗がん剤治療をしていた時期。

主人と一緒に診察の待ち時間の間、病院内のカフェで二人でコーヒーを飲んだ。

小さなテーブルに二人で座って、やっぱり美味しいなって言いながら

飲んだ。いつも前を通り過ぎるそこのカフェはコーヒーのいい香りがしていたので

主人から誘ってくれた。

家の中でひとりなので思い出しながら号泣した。

また泣いた、涙が止めどなく溢れる。

主人に会いたいと思う。

朝からセミが鳴き、また今年のこの暑い夏の季節も主人への思いは

変わらない。

人前では笑うことが出来、家では鬱状態に近い。

趣味のことを始めても、スマホに変えても

なんか心から楽しめない。

何か、底のない寂しさを感じてしまう。