筑豊風土記 | 筑豊風土坊のブログ

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筑豊風土記 の名称は明治前期の石炭採掘より 筑前の遠賀・鞍手・嘉麻・穂波の4郡と 豊前の田川郡の5郡の石炭組合の設立によって 筑前・豊前の頭字を取り 筑豊 の名称が使われました。 この 筑豊の歴史・生活を知って頂ければの 筑豊風土記 です。

 

      旧国鉄 幸袋線 は 今   その2(目尾(しゃかのお)-幸袋駅)



  旧目尾(しゃかのお)駅、目・尾 と書いて しゃかのお なかなか読めない駅名の一つです。 目尾(しゃかのお)とは、 律令制の官制の地方の四等官の職名 「目(さかん)」から生まれた と 言われています。 狭い狭間の通行を監視する役人で 文字から言っても 目で追尾する の意味か?  九州にも 宮崎県に細長い狭間地に 同じような地名があるそうです。  それにしても 知らない人にとっては読みにくい変な駅名でした。


 目尾駅を 出ると昔の鉄路は 現在大きな道路となっています。 旧国道200号線が 少し離れて並行にありますが 鉄路の方が新しい道であるため快適に幸袋まで通行できます。 筑豊には 鉄道が道路に整備された区間が多くありますが 現在のマイカー時代を考えると かえって良い面もあったのかなと 考える 筑豊風土坊 でありました。


 旧目尾駅前- 目尾中央- 浜生交差点- 勝負谷- 柳橋- 中- 幸袋 と以前は 田の中を走っていた部分にも宅地・工場・商店も少しづつ カーブも旧鉄道敷きの為 大きくそれなりに快適な路線となっています。 幸袋交差点付近より 街並みも賑やかになりました。 大きな建物も多くなりました。 交差点より約300mで 旧目尾駅より 2.7km 起点小竹より4.9kmで 旧幸袋駅 に着きます。 現在は、幸袋郵便局・ 理髪店・ 飯塚塚警察署幸袋派出所 があるところが 旧幸袋駅跡 で その先にも石炭積場が ありました。  


 幸袋駅より戻ること300m 幸袋交差点付近には 1945年(昭和20年)当時は 高雄分岐点(小竹起点より4.6km)より西側に0.5kmで 庄司駅  さらに1.0kmに 高雄駅 が 石炭輸送の為 活躍した時代がありました。 幸袋駅周辺の 建物・工場については次回にお話しします。 


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       旧目尾駅と鉄路                   旧目尾駅付近より道路に 1

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       目尾中央付近の道路 2                目尾中央付近の道路 3

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        浜生付近の道路 4                   勝負谷付近の道路 5

DB07  DB08       
       柳橋付近の道路 6                  柳橋付近の道路に 7

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        中付近の道路 8                   幸袋付近の道路 9

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      幸袋本町付近の道路 10                 旧幸袋駅舎付近

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     幸袋駅構内と幸袋工作所               旧幸袋駅構内と貨物置場

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    旧幸袋工作所跡より旧駅舎を             幸袋工作所跡より目尾方向

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      旧幸袋駅舎と駅前広場                旧幸袋駅付近の航空写真

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  小竹-目尾-幸袋駅間の古地図                   幸袋町全図




   地図情報    旧目尾駅    北緯  33度40分42秒   東経  130度42分26秒

             旧幸袋駅    北緯  33度39分45秒   東経  130度41分05秒  



       次回は、 旧国鉄 幸袋線  その3(幸袋-新二瀬駅) へ