鮭神社(鮭大明神) の 献鮭祭
福岡県嘉麻市大字大隈542番地に 鮭神社(旧村社 鮭大明神) が鎮座しています。 この鮭神社については 以前(筑豊風土記 2013年4月10日の秋月街道 大隈宿 その2 (8)) の中で一部説明しましたが 大隈の町より国道211号を嘉麻峠方に向かい 銘酒「黒田武士」 酒造の先、左側の銅製の鳥居を入った (北緯33度32分39秒 東経130度44分55秒) に 木々に囲まれた静かな場所に 鮭神社 はあります。
祭神は、 葺不合尊・火火出見尊・豊玉姫命 由来には、 神護景雲3年(769) に建立とあります。 江戸時代の「筑前続風土記」 には 鮭大明神 とあり遠賀川の上流である この地に鮭がのぼり 境内にも 明和元年(1764) に記された 「鮭塚」 があり 現在も 献鮭祭 が 毎年12月13日に行われています。 境内には 夫婦楠 もあり嘉麻市指定天然記念物です。
現在では、 鮭の溯上の南限で 年に1-2匹 の 溯上で 今年は1匹ですが 12月13日の献鮭祭に遠くは北海道からの参加もあり 献鮭祭 が行われています。 現在は、遠賀川源流鮭の会 青木宣人氏・会員の努力 により 鮭の孵化が行われ 毎年3月頃には 筑豊の各地で鮭稚児放流が 「4年後には かえって おいで」 と子供達の手で行われ ています。
鮭神社の一の鳥居 鮭神社の銅鳥居
鮭神社の神額 二の鳥居を上がると境内
時々の小雨でしたが多くの参拝者 献鮭祭の拝殿の神事
鮭神社由来記 鮭納庫と石碑
天然記念物の夫婦楠 社殿での神事
鮭の剥製・絵馬 鮭大明神の神額
奉納の鮭の拓本 鮭奉納を見る参拝者
地元鮭と他からの奉納鮭 関係者の記念撮影
鮭神社前の清酒「黒田武士」と鮭資料展示場 商品・資料展示場
次回は、 旧秋月街道(国道322号)の八丁峠のトンネル は 今