筑豊風土記 | 筑豊風土坊のブログ

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筑豊風土記 の名称は明治前期の石炭採掘より 筑前の遠賀・鞍手・嘉麻・穂波の4郡と 豊前の田川郡の5郡の石炭組合の設立によって 筑前・豊前の頭字を取り 筑豊 の名称が使われました。 この 筑豊の歴史・生活を知って頂ければの 筑豊風土記 です。

 

            川ひらた(五平太舟)の今までの経過



 今回、 川ひらた(五平太舟)の 試乗会が行われましたが まとめということで 川ひらたの集録写真を 掲載します。 大治5年(1130) 碓井地区には、奈良東大寺の荘園で年貢米150石の輸送にそこの浅いひらたい川舟(川ひらた) が使われたことが文献にあります。 

 明治・大正・昭和の初期に 五平太舟 (筑豊の石炭発見者だといわれています?その名前を使用し) が使われました。 石炭最盛期には、約8000隻の五平太舟が100万tの石炭輸送に活躍しましたが 昭和20年(1945)頃 姿を消 しました。


飯塚の川舟製作研究会 代表梅沢邦夫会長(約43名) 添田の山より材木の切り出し し製作まで 旧五平太舟を調査研究し3隻の7m  平成25年に、長さ14m 幅2.5mを  船釘実に750本での 苦労の結果、復元船の完成となりましたが なかなか 一般の方々への乗船式とはなりませんでしたが 今回、念願の 初試乗会となりました。


運行に付いては、 台風のため2日の運休は ありましたが 9月28日乗船52人 10月12日は 63人  10月25日は74人 10月26日は107人 総乗船数 296人 その中で 筑豊地区143人 県内121人 県外32人 と 川ひらた募金についても 成果があったと考えられます。 運行に協力された方々も 55人の協力で 川ひらた試乗会は 終了しました。


今回の 初めての川ひらた試乗会 川ひらた(五平太舟)の歴史・川舟製作委員会の努力・川ふねよりの遠賀川景観・遠賀川の環・境美化 についてもわかっていただけたかと思います。

これを機会に 2回・3回と遠賀川・川ひらた(五平太舟)が 皆さんから愛される 川ひらた乗船会が 希望され・企画されることを願い 報告とさせていただきます。 


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     昭和初期の五平太舟集団           昭和20年以降には鉄道輸送


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     13年前より五平太舟の復元が              現在の舟の用材

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      念願の五平太舟の復元                 復元舟の進水祝い

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       進水式のお祝い踊り                 川舟研究会の祝いの歌

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        お祝いのお客様                      舟の輸送開始

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         進水前の船舶検査                   検査の実施

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          進水の式典                       初漕ぎ入れ

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         お客様の初乗船式                   今回の初乗船

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         船頭さんも ばっちり                  船着き場に着岸

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       鯉川さんご夫婦も乗船                  乗船式最後の記念撮影

 
                川ひらたの初乗船までの経過