筑豊風土記 | 筑豊風土坊のブログ

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筑豊風土記 の名称は明治前期の石炭採掘より 筑前の遠賀・鞍手・嘉麻・穂波の4郡と 豊前の田川郡の5郡の石炭組合の設立によって 筑前・豊前の頭字を取り 筑豊 の名称が使われました。 この 筑豊の歴史・生活を知って頂ければの 筑豊風土記 です。

 

      平成筑豊鉄道田川線  内田三連橋 と石坂隧道  (7) 


 平成筑豊鉄道田川線内田駅と赤駅の間には 内田三連橋 といわれる 平成11年(1999)11月18日に 国の登録有形文化財 となった三連橋があります。 この橋は明治28年(1895)8月に筑豊地区の石炭輸送のために設立された豊州鉄道株式会社が油須原-香春間の一部として建設しましたが 現在は平成筑豊鉄道田川線 として使用されています。


内田三連橋  は、 三連式のアーチの中央に川が流れ両方のアーチ部は道路となっています。 材料は 下流がレンガ造り で周辺部はイギリス積の小口層を突出し鉄道複線化時に備え 凹凸を設け継ぎ足せるように造 られています。 上流部とアーチ部は御影石の積み石 で造られ明治時代中期の技術を知るうえで大変貴重であるため 近代化遺産 として登録されています。


石坂隧道  は、平成筑豊鉄道田川線の原じいの森駅より崎山駅間にあり 九州最古の隧道(トンネル)として明治28年(1895)8月に第一石坂隧道延長33.2mと 延長74.2mの 第二石坂隧道が建設されています。 この隧道は、技術顧問をドイツ人技師ヘルマン・ルムシュツテルが参加し 隧道構造は、坑門石積み他は全て赤レンガ積み隧道は複線構造となっていますが現在は単線の使用となっています。 この石坂隧道も 平成11年(1999)11月18日国の登録有形文化財  となっています。 



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内田三連橋上流側                説明版と近代化遺産標

 
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        内田三連橋下流側                   上流水路と道路

  
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  下流側からレンガ積                   近代化遺産認証標

  
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近代化遺産認証プレート                 内田三連橋と列車

  
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第一石坂隧道                       第二石坂隧道

  
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 第二石坂隧道                   石坂隧道と列車

    内田三連橋    北緯33度37分43秒  東経130度52分01秒

  第一石坂隧道    北緯33度37分02秒  東経130度53分58秒

  第二石坂隧道    北緯33度37分01秒  東経130度54分02秒



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