おごる、おごられる、おごり合う、という感覚は日本にみならず、世界中にあるだろうし、会社の人間関係では、潜在意識の中で
「貴方の事を大事にしてるのよ、だから奢るの、でも、何かあったら手助けしてね」
みたいな下心がある「場合」が多い。友人関係もそうなのかな？
オレはそこが不器用で友達関係はもとより、会社関係者から奢ってもらうというのが嫌で、もっと使っていいと言われた会社の接待費や経費も使わなかった。メンドクサイんだよね
稀に、何かの仕事で社員に苦労をかけてしまった時、飲食は全て自腹だった。勿論、領収書なんて貰わない。だって、みんなのおかげで良い給料を貰っていのだから当たり前。不器用だ
35年続く中の先輩とも「奢る・奢られる」は滅多にないな。先輩は10歳上だけど「先輩風吹かせて奢る」なんてことはなく、対等な立場で付き合ってくれている
最近ご無沙汰の25歳年下のハンターカブ君にも奢ったのは一度だけ。奴は奢り・奢られ慣れしてたのか、最初にせがまれて一度だけ。最初で最後だよ、と言い含めて(笑) あとは、合流時間勘違いで、いかーん！超遅刻！の時のマック奢りなんかはペナルティーだな
お土産は稀にあるけど、何かをあげたり、貰ったりも好きではないな。お中元・お歳暮、手土産文化は僕には無いんだよな。これもメンドクサイ。特にお返しを考えるのがメンドクサイ
奢る、奢られる。僕の人生の基本は「メンドクサイ」か「メンドクサイない」か、「メンドクサクてもやりたい」の三択
たぶんだけど、今の日本の若者は淡泊、距離を置いて接したがるから、あんまり無いんじゃないかなあ
こちら中国の話題「割り勘が増えた」
縁故社会の中国の変化だね。西洋化が進む中国の都市部の話みたい
他人以上友だち未満!? 中国の若者に浸透する新たな人間関係「搭子（ダーズ）」
というんだって
記事で、ああ、これ、オレだ、と思ったのが
「目的限定の割り切った関係」
「特定の目的に特化した仲間のこと。ただし、こうして共通の趣味や目的のために会っても普段は連絡を取らないし、お互いに干渉をしない。つまり、他人以上、友だち未満の関係なのだ」
「これは負担のない、ある種の軽い社会的交流であり、一定の感情的見返りを得れば目的を達成できる。つまり、搭子は利己的なツールとしての性質を持っているが、双方の目的が一致さえすれば、お互いを温め合うことができるのだ」
そう言えば、昔はスキューバダイビング専用仲間とかたいな。ダイビングの時のみ誘うダイビング仲間
趣味だった「とある学問」仲間なんて、その学問上のやり取りは濃厚だったけど、それ以外の私生活の話題なんてほぼ無かったし
メシだけの仲間、とかもいたな～
バイク仲間。ツーリングやバイクの話は凄くするけど、それ以外の私生活とかに主義主張とかには特に興味なし、ってパターン
んん… カブ君はツーリング＋野営仲間なのかな？ 自宅訪問もないし、奥さんにも会った事ないし (話は時々するけど、一定以上には踏み込まない)
仲間と友は違うのかね。仲間。って、そう、いつもの自分から解き放たれ、日々の生活・人生の煩わしさから解放され、趣味の世界で繋がり合う、楽しい時間を過ごすための人間関係。そういった話や活動で保たれる関係で良いのかもね
友は？ 話を聞いてくれるとか、お金を貸してくれるとか(笑) よく「困った時の友」とか、逆に金は貸さない、「叱ってくれるのが友」とかいうけどピンとこない
65年生きていてわかったことは
気づいたらもう何十年もの間、折に触れ付き合いがある、たとえ何年間も実対面が無くとも、会った瞬間、最後に会ったのがまるで先月の様な感覚の人、みたいな関係なのかしらね
気づいたら 友だった？ ってね(笑)
長々と書いて思ったが、例えばこのブログで書いていることや、コメントのやりとりで、ブロ友、ブログ仲間って、もしかしたら、実対面する人たちよりもよく知っている
僕は時々は家族や仕事の悩みなんかも書くし、胃がんだった事も書くから、ある程度の主義主張、人生観、人となりが見えてくる時代、僕みたいにお財布事情までわかっちゃう、なんでしょうなあ～
そう考えると
SNSや趣味のサイトで知り合って意気投合、そのままゴールインなんて、もしかしたら「お見合い・婚活サイト」よりいいのかもね。ま、せいぜい「ネット人格」とやらには注意しよう
僕は自覚症状としてネット人格はない！
偉ぶらない、見栄は張らない、ウソは書かないをモットーにした記録ですから
豪勢なブログ内容では無いのですけどね(笑)