アクティブ・リスニングについて | 京都府の建設業に必須のISO わずか3ヶ月で取得可能!ライトロード規格

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皆さんはアクティブ・リスニングという技法を知っているだろうか?
アクティブ・リスニングとは,話す側と聴く側の真の相互理解を図る確実な方法と言われている。鏡映と呼ばれることもある。聴く側が,耳に入る言葉と把握した意味とを映し出そうとするからです。次のような基本段階を踏むようである。
1. 十分の注意を払う。大事な点を聞き落とさないよう耳を澄ます。
2. 言葉には表われない感情をくみ取るよう耳を澄ます。
3. 聞いた事柄を話し手に向かって繰り返す。善し悪しを評価したり,批判したり,言い争ったりしない。正確に要点を把握したことが話し手に伝わればよい。相手の感情を認める。
4. 話し手はあなたの言うことに恐らくうなずいたり,訂正を加えたりするだろう。もしかすると,その話題についてもっと詳しく述べるかもしれない。
5. 正確に理解していない場合,もう一度試してみる。
言い換えるならば、オウム返しを行うことである。

私達の間ではコミニュケーション不足が良く見られる。言った、言わない、言ったつもり、聴いたつもりで押し問答をした事は無いだろうか?
内部監査を行う時、このアクティブ・リスニングは力を発揮する。
オウム返しを行う際、監査している方も確認作業や言葉の背後にあるものを理解しようとする。コミニュケーションが飛躍的に向上する方法である。
この技法は、家族や企業の中に於いても効果を発揮する。
私は、内部監査員セミナーの際、この技法を徹底的に行うように教育している。近年、時間が無い人が多い。忙しいのである。そのため、無意識になんでも時間短縮をしようとするのである。プロセスではなく、結果を知ろうとする。人間は、「考える葦である。」と説いた人がいたが、考えるプロセスは人間だけが意識するものなのではないだろうか?
家族内でアクティブ・リスニングが行われている家族は、家族の絆が強く、幸福な家族生活に繋がるようである。人間関係においても同じことが言えるようである。
明治維新の祖である吉田松陰は、自分の言いたい事が相手に伝わらない時は、「自分が未熟だから伝わらないのだ。誠心誠意心から語れば必ず伝わる」との信念を持ち他の人と接したそうである。彼の熱い思い、そして彼の先見に多くの人は感動し、彼のために命をかけたのである。牢獄の娼婦さえも彼の生き方に影響を受けるのである。
松陰が行った接し方は正にアクティブ・リスニングの根幹をなしているように思う。
是非、このアクティブ・リスニングという手法をマスターしたいものである。


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