ども。今日は温かく過ごしやすかったっすね。

 

 

さて、DeNAが手掛けるたくさんのキュレーションサイトが一斉に記事削除、非公開になっているようです。唯一の運営が違うからと続けていた人気サイトMERYも9割の記事が削除されたようです。

この件がニュースとして問題になったのは、親会社がDeNAという大手だったこと、非公開になったサイトのひとつが、医療サイトで人の命にかかわる記事であったこと。人の命、健康にかかわるであろう情報を専門家を通さず、他の記事のパクリで確認も検証もせずに進めていたことが大問題だったようで、福祉保健局から連絡が入ったとのことです。

 

 

このニュースを見て、まっさきに思ったのは、私が関わっていた女性サイトが同じ理由で外部ライターを使った新規の記事を使用しなくなり、ライター全員が契約解除叫びになったことです。

 

 

ことの起こりはサイトが始まったときに、外部ライターさんが執筆してあげた記事が、個人ブロガーさんのサイトの画像を無断引用していたことが数年たって発覚したことです。おそらくご本人からクレームが入り、記事を削除。これをきっかけにすべての記事を洗ってみたら、初期の記事で無断引用がいくつかあったようです。

 

 

私の場合は映画記事がほとんどで、取材も自分で行い、カメラマン撮り下ろしか、自分で撮影するか、あるいは宣伝部やメーカーからお借りした公式画像を使用していました。

こちらのサイトで仕事を始めた頃、確かに映画記事だけ見ても、映画サイトからひっぱった文章と写真で記事を作っていて「これでいいの?」とビックリびっくりしたことがありました。

 

 

しかし、編集部側も画像について厳しく管理するようになり、著作権フリーのサイト、編集部が許可をいただいたサイトの画像のみしか使用できないようになっていきました。

そんな風にサイトがいい方向へ変わりつつあったころのクレームだったようです。

 

 

ちなみに、このサイトのライターさんたちは紙媒体の経験はない方が多かったようですが、スタイリストで記事も執筆する方、薬事法に詳しい美容ライターの方などいましたから、記事の引用はなく、みなさんのオリジナル記事だったと思います。

やる気のある前向きなライターさんが多い印象で、このサイトを盛り上げようと一生懸命だっただけに、本当に残念かお。私もこのサイトを映画会社に売り込んでいて、取材依頼も入ってきた頃だったので、悔しかったし、また新しい仕事探さなくちゃと肩を落としましたガーン(ここはWEBのわりにギャランティも悪くなかったんです)

 

 

このサイトはまだありますが、新着記事は編集部内で作っているようで、外部ライターの記事は既存の記事でOKが出た記事以外はありません。外部のライターを使ったら、また同じことが起こる可能性もありますから、サイトを発展させるのではなく守ることを選んだのでしょう。

 

 

私はこの後、とある女性サイトで使ってもらい、いくつか記事を書きましたが、ここは編集長が紙媒体出身の方なので、著作権の知識があり、画像や記事について厳しくチェック。画像は担当者がいるのでライター任せにはしていません。そうすれば個人ブログから勝手に引っ張るなんてこと起こりませんからね。私が関わっている他のサイトも同じように公式画像と撮り下ろし画像以外は、編集部が選んでアップしています。

 

 

いろんなサイトの記事のおいしいとこ取りをしていれば、そりゃうま味タップリでしょうけど、手間暇かけて作ったブロガーさんやライターさんにとっては「盗まれた~!」ということになりますよね。

 

 

ただこの一件で、だからWEBライターは、シロウトばっかりで云々と言われるのは胸が痛みます。私はそこをメインに仕事しているからです。

きちんといい記事を作ろうとしているWEBライターはたくさんいます。信頼できるサイトもあります。

こういうニュースがあると、みんないい加減なんだドクロという流れになりがちなのが怖いなと思ったりしています。

 

 

今はただ、ちゃんと丁寧な記事を発信していこう!

ただそれだけを心がけて書いていこうと思っています。

 

 

 

取材で行った六本木ヒルズの高層階からの眺め♪