ども。珍しく本日2度目のブログです


ここ最近、自分は「あの頃のまま」だと感じることがあったので。
やはり年を取ったのだな、時代の流れがわかっていなかったことを痛感することが
ありました。


私はマスコミ業界になが~くいるわけですが、紙媒体中心にやっていたのは20~40代くらいまで。
子供を産んでからは、雑誌の休刊が続き、かかわっていた映画雑誌を最後に紙媒体からは
離れていきました。やりたくなかったわけではなく、仕事が来ないから。
最近でもたまにやるくらい。


WEBでもインタビューなど積極的にやっているのですが、外国人や監督などが多く、自分的には役者よりも監督に話を聞く方が楽しく、充実できる気がしていて気に入っているのですが、
先日、ある女優さんを取材しました。
そして当然のように写真チェック、原稿チェック。最近はそれに加えて事前に質問を提出してくれと言われるのです(人によると思うけど)
その質問だけしかしてはいけないわけじゃないけど、正直あまりいい気持ちしない。
信用されていないみたいだ。


取材は楽しく終わったのですが、写真チェック。私はNG写真を指定してほしいと言いました。
OK写真になると、その写真しか使用できなくなり、編集の選択肢が狭くなるからです。
NG写真だけなら、それ以外、どれでもいいよということにすれば、また編集権利が保たれる。
でも先方はOK写真のみ。60枚くらいある写真から7枚ですよ
これってカメラマンに対しても失礼じゃないですか。
正直、かわいい写真いっぱいあったのに!


私はムっとして、再チェックして、NG写真だけを教えてくれとお願いしました。
その事務所はまだ寛大でやり直してくれて、選択肢は増えました。
でも、ぜ~んぶ口閉じている写真。歯を見せた写真はダメみたいだ。
女優なのに、どんな顔でもOKじゃないとダメなんじゃないの?極端だけど。
おそらく本人じゃなくて、事務所の方針なのでしょう。


WEBだからいいけど、これ紙媒体だとキツイな~と。
何ページも組む場合、もしもOK写真が、みんな右向いている写真とかならどうするんだろうと。
正直、OK写真セレクトって、編集権の侵害だとさえ思いましたね(怒)


取材する側とされる側は五分五分な立場のはずなのに、いつから取材される側が
優位に立つようになったのだ?
タイアップでもないのにさ。広告でもないのにさ。
ペコペコと言うことも聞く媒体もおかしいよ。とさえ思うのだが


いまはそういう時代なのだ。
それが当たり前なのだ。



私が紙媒体をやっていた頃とは違うのだ。
あの頃は原稿チェックや写真チェックさえなかったことあったからね。
もっと前は男子なんてヘアメイクなんてつかなかったよ。
男が化粧して写真撮影なんてありえなかったよ。


それを思うと、私はいい時代に紙媒体で編集者として関わってこれたんだなと思う。
今はできない、紙媒体の編集者。絶対にケンカすると思う。


でも口うるさいオバチャンと思われたくない小心者の私は
きっと長い物にまかれていくのだろう

映画「スヌーピー」のプロデューサーのシュルツさんからいただいた名刺。
辛いときはスヌーピーに癒してもらおう♪