ココ・シャネルと言えば、知らない人はいないであろう

デザイナー。

銀座にもありますな、シャネル・ビルビル

日本でも有名人から一般人まで、あいかわらず大人気!

そんなヘビー・ユーザーはご存じなのだろうか、

シャネル本人の生い立ちを。


毎日えいが、ときどきドラマ


最近ココ・シャネルの映画が製作されているようで

オドレイ・トトゥのシャネルの映画もあるそうだが

こちらは晩年のシャネルをシャーリー・マクレーンが演じた

『ココ・シャネル』。



≪STORY≫

1895年、カブリエル・シャネルは12歳。

母が亡くなり、妹と孤児院で成長した彼女は、

大人になり、お針子として衣料店で働き始める。

裁縫の技術、センスともにすぐれていた

ガブリエル(バルボア・ボブローヴァ)。

お店で知り合った将校のエチエンヌ(サガモア・ステブナン)

と恋に落ちたシャネルは、

彼と生活を共にするようになる。

彼との出会いの場で歌った歌にちなんで、

その頃から「ココ」と呼ばれるようになった。


彼のシャトーでの贅沢な日々は楽しかったが、

時に退屈も感じていた。

そこで知り合ったのは、エチエンヌの親友である

ボーイ・カベル(オリヴァー・シュトリュック)。

彼に「君の生きがいは?」と尋ねられても、答えられず

彼女は自分の人生を見つめなおす。


シャトーで帽子作りに没頭しはじめ、やがて、パリに

自分の店を!という夢を持つようになるが、

エチエンヌは反対し、やがてココはシャトーを出て、

自立の道を歩んでいく。


≪若き日のココと晩年のココ≫


これはTVムービとして製作されたもの。

日本では劇場公開するようだ。

TVとはいえ2時間15分の力作ですよビックリマーク


晩年のココがショーを失敗するところから始まる。

そこでココを演じるのはシャーリー・マクレーン。

すっかりおばあさんだが、シャネルスーツを着こなすところは

そこらへんのおばあちゃんとは違いますな、風格ありチョキ

その彼女が自分の過去を回想していく。

若き日のココを演じるバルボア嬢はシャーリーに全然似ていなくて

ちょっと違和感あるものの、

ココ・シャネルがどんな風に生き、ファッション界で成功したのか

それは興味あるじゃないですか。

その興味でグイグイ引き付けられていきましたな。

序盤のシャトーでのエピソードがちょっと長いけど

彼女が帽子作りからデザインの世界に入ったとは

知らなかったので(あ、有名な話?すみませんあせる

ホーホーそうなんだと興味深く。


やはりココがデザインに本腰入れてからが、ドラマ的にはおもしろい。

パトロンがいたので、実力を認められず、厭味を言われ、

身分違いだとパーティに呼ばれないなど、かなり手痛い仕打ちも

受けていたのには驚き目

でもやはり認められる人は新しい何かを発見に、開発し、世に出す

勇気がある人!!

シャネルは着心地のよいジャージー素材の衣類ワンピースを作って

コルセットのいらない服を提案。

そうやってチャレンジを繰り返し、世の中に認められていったのだ。


毎日えいが、ときどきドラマ


≪残念なのは若き日のココ女優≫

おもしろかったです、映画はグッド!

エチエンヌとの恋から、ボーイ・カベルに気持ちが移っていく恋の矢

ところなども丁寧に描き、恋愛ドラマの要素も強いと思う。


ただやっぱりなんて言うか、若き日のココを演じる女優さんが

地味過ぎたかなあシラー。あまりオシャレなセンスも彼女から

感じられなくて、そこが残念。

何を着ても、ああ、素敵音譜さすがココ・シャネルラブラブと思えなかった。

好みの問題もあるとは思うけど。


シャーリーとバルボアのために70着もの衣装を用意したそう。

またショーのシーンも大舞台の華やかさはないが、

シックで素敵なショーでした。

このへんもお楽しみにしてくださいませ~。


●『ココ・シャネル』(今夏、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国公開/配給:ピックス)

(c)2008 ALCHEMY/PIX ALL RIGHTS RESERVED.



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