今回は、このブログ初のアニメーションです。
『ボルト』です!
全米でも評判よろしいようで、さっそく試写へGO!
アニメは詳しいわけではありませぬが、
ピクサーのジョン・ラセターが、
新生ディズニー・アニメに一役買って作り上げた作品
の本作。
ディズニーとピクサーの融合はいかほど?と
興味シンシン、ワクワクの鑑賞でした。
動物保護施設で少女のペニーが引き取ったボルトは、
やがてスーパーパワーを身につけ、悪の軍団ドクター・
キャリコからペニーを救うスーパー・ドッグになった!
と、これはテレビドラマのお話。しかし、ハリウッドの撮
影スタジオで育てられたボルトは現実を知らない。
自分はスーパー・ドッグで、ペニーを救うために日々闘
っていると信じている。
ボルトを本当に大切に思っているペニーはつれて帰り
たいと願うが、それは叶わなかった。
ある日、撮影中のトラブルからボルトは貨物ダンボール
に入ってしまい、気絶。気づいたら、ニューヨークにいた!
ペニーのもとに帰らなければ!
ボルトの大冒険が始まった…。
≪ディズニーとピクサーのいいとこ取り≫
スーパー・ドッグだと信じて疑わないボルトが、
現実の世界でも、そのスーパーぶりを発揮しようとするが、
ことごとく失敗を重ね、現実を知る…という展開、
どこかで観たと思ったら『トイ・ストーリー』のバス・ライトイ
ヤーのエピソードでありました。
このネタでちょっと引っ張りすぎかなと思いつつも、
脇役キャラが楽しく、
彼らとボルトのからみが抜群によかった。
このへんは、やはりラセター総指揮ならでは!
キャラクターの作り方がユニークでおもしろい
キャラが生きると、自然とストーリーを綴るエピソードも躍動
するんだなと実感。
猫のミトンズは猫らしく自由気まま、ボルトのスーパー・ドッグ
な妄想には付き合いきれんと思いつつ、
強引にハリウッドまでに道案内をさせられる。
逆にハムスターのライノは、テレビで観たあこがれのヒーロー
であるボルトを前に大興奮。
スーパー・ドッグと信じてついていく。太っちょのライノの熱い
おたくキャラぶりと、ミトンの冷めっぷりが好対照で
ボケと突っ込みのような笑いを生んでいるのだ。
あと3羽の鳩!
ボルトへのドラマのアイデアの売り込みに必死の3羽も
いいキャラクター。
3匹の珍道中の後半、この3羽の登場のタイミングも抜群
だった。後半の展開が読めるだけに、新キャラの鳩を登場
はいいスパイスになっているのだ
≪わかりやすいディズニー色≫
ピクサーの映画、特に最近は、大人向け?ともいってもいいほど
メッセージ色が濃く、子供が手放しで喜ぶアニメという印象はなく
なっているように思う。(監督にもよるけど)
でもこの映画は、そのようなメッセージ色はなく、
純粋に3歳くらいの子供でもわかる、楽しめる健康的でストレートな
ストーリー。
ボルトとペニーのかたい絆、ボルトの冒険
、仲間との珍道中
まさにファミリー向け、ザ・ディズニー
ピクサーのキャラクター作りの巧さと
ディズニーの健康的なストーリーラインが
ミックスされた誰もが楽しめるエンタティメントの王道をいくアニメ
ちなみに声の出演、字幕版はボルトがジョン・トラボルタ、
ペニーはマイリー・サイラス。
意外にマイリーの声がハスキーなんでビックリ
ともあれ
楽しませていただきました、娘連れてもう1回観たいなと思ったわん。
●『ボルト』(8月1日より、夏休み全国公開/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・ジャパン)
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