毎日えいが、ときどきドラマ


『ダ・ヴィンチ・コード』の続編、『天使と悪魔』の映画化。

原作は全世界で4000万部のベストセラー、ダン・ブラウン著の

同名小説本


『ダ・ヴィンチ・コード』のときから、小説も映画も世界中で

やんややんやの論争ドンッが巻き起こり、

世界的な作品なのに、世界中の喝采をあびたかといえば

そうでもないという、珍しい作品。

今回の原作もヴァチカンが怒ったパンチ!だの何だの、

すでに物議をかもしている。

そういう意味では勇気ある映画化だ。


主演は、トム・ハンクス、監督は、ロン・ハワードという強力コンビは

前作と変わらず。

そしてヒロインは前作のオドレイ・トトゥから、

アイェレット・ゾラーというイスラエルの女優が科学者ヴェトラの役に抜擢された。

(『ミュンヘン』でエリック・バナの妻を演じていた女優)

そうそう、今回はユアン・マクレガーも出演。

ヴァチカン教皇の侍従の役。



毎日えいが、ときどきドラマ

え、ユアンがヴァチカンの人?と、軽く違和感…得意げ

でも観てみないとわからない、すっごい適役だったりして!?


ローマ教皇が逝去し、新教皇を選ぶときがきた。

候補となる枢機卿は4人いたが、

4人とも誘拐されてしまう。

犯人は、17世紀、教会の科学者弾圧に抵抗して結成された秘密結社イルミナティ。

かつてガリレオも所属していたという、この秘密結社が、

400年の沈黙を破り、よみがえったのだ。

そこでヴァチカン警察は、ハーヴァードの宗教象微学者ロバート・ランドン教授に

捜査協力を依頼した。

同じ頃、スイスの研究所から、破壊兵器が盗まれる。

イルミナティの仕業のようだ。

これが爆発するとヴァチカンは崩壊してしまう。

ランドン教授、研究所の科学者ヴェトラと警察は、

ガリレオの著書から、枢機卿らが拉致された場所を導き出し、

破壊兵器を探し出さなければならなくなる。果たして!


(↓こちらが破壊兵器)
毎日えいが、ときどきドラマ


というわけで、またまたランドン教授は、歴史を紐解き、

あちこち奔走し、枢機卿をすくい、破壊兵器を見つけ出さなければ

ならなくなる。

ランドンが奔走する展開は、前回と同じだが、今回はアクション度が

アップアップ

スケールは大きく、ローマロケもたっぷり堪能。

このあたりのヴィジュアルには、ハワード監督こだわりがあるようで

室内のシーンでも画面に奥行と広がりがあり、

やはり大作ならではのどっしりとした重みが画面から伝わる。


毎日えいが、ときどきドラマ


ワタクシ、勉強不足で原作は未読なんですが(すみませんガーン

けっこう説明的セリフが多いところを見ると

やはり原作を読んでから見たほうが楽しいかもしれない。

もう、イルミナティの歴史にガリレオがからんでくるわ

枢機卿が拉致された場所にも、ひとつひとつの意味があり

追いかけるのに必死馬

納得しながら進みたいのに、あれこれ考えていると

置いて行かれそうで…。待ってよトム~みたいなショック!

(まあ、ワタクシだけかもしれないがダウン



毎日えいが、ときどきドラマ


でも映画全体といえば

最後まで飽きさせず、中だるみもなく、テンポは快調!

エンタテイメントとしてはよいのではないでせうかチョキ

楽しめますぞ。


で、ユアンのヴァチカンの方はどうだったのかというと

う~ん得意げ

やはりこれまでのイメージが邪魔したなあ、自分は。

ポール・ダノとか、ああいう感じの役者がやったほうが

よかったような気がする。

ユアンはいい役者で好きだけど、この役は違うと思ったかなあ。

ま、あくまでワタクシの意見なので、ほかの方がどう思ったかは

知りませんが。

(この映画について、まだ誰とも話してないので)


そうそう、

披露試写のあと、トム・ハンクス、ロン・ハワードたちの

来日記者会見がありまして、こちらも行ってきました。

トムは、またこの役をやりたい、続けたいと言っておりましたぞ。


私は別の映画で(それもライトコメディで)見たい気がしますが~。

ハワード監督も3作目、やる気満々でした。

実現するのかな?世界的にヒットしたら、やるでしょうね~。


●『天使と悪魔』(5月15日より、全世界同時公開/配給:ソニー・ピクチャーズ)