すでに公開されている『鴨川ホルモー』です。
まだやっているかなあ、ヒットしているかなあ~。
最終試写で観た映画です。
それまであまりひかれなかったんだけど、
(上記のチラシが、試写状のデザインで、、なんかくどそうな感じに
ひいてしまっていた!)
あまりにも評判がいいので、やっぱり見ておこうと観にいったら、
いや~おもしろかった!
万城目学原作の小説は未読だったので、
どんな映画かも知らず、
「ホルモー?ホルモン?」
くらいのわけわからない具合で観たんだけど、
映画を見て、ひさびさに爆笑しました
京大の「京大青竜会」に勧誘され、どんなサークルかもわからず
何となく飲み会に出て、何となく入ってしまった京大1年の安部と
帰国子女の高村。
さて、その青竜会の活動とは?
それが「オニ」を操る「ホルモー」という、なぞの祭り。
奇妙なポーズで奇妙な言葉を発して、大学対抗で行うコレは
なんと千年も続く式典なのであった。
安部たちは、そのなぞの「ホルモー」の特訓をすることに~。
ホルモーの正体が明らかになるのが前半の見どころ。
笑った笑った!
いきなりレナウン娘だもん(←観た人はわかりますね)
青竜会を仕切る荒川良々の怪演もあって、
奇妙さに拍車がかかる!
へんてこなポーズ、掛声、バカバカしさの極地!
このホルモーの活動に
安部がひと目ぼれした早良という美女とのどんくさい片思いや
変人?の高村との友情などなどが描かれ、
ああ、学生時代って、こんな風にくだらないことに時間をついやし
すっごく楽しかったよなあああああと
ちょっとノスタルジー。
懐かしい思いも味あわせてくれる映画なのです。
安部役の山田孝之くんは間の取り方など絶妙で、コメディもうまい!
高村役の濱田岳くんのおとぼけっぷりも笑えるし、
青竜会仲間の栗山千明嬢が美貌を封印して
大木凡人似の女の子を怪演しているのも楽しい!
いろいろレビューを見ると、好き嫌い分かれる映画のようだけど
青春映画として出色の出来だと思う。
『鴨川ホルモー』、ゲロンチョリーが忘れられません!
●『鴨川ホルモー』(全国公開中/配給:松竹)