明日から公開される韓国映画『チェイサー』
年齢制限があるにもかかわらず、韓国では大ヒット、
主要映画賞も独占状態、
レオナルド・ディカプリオ&ワーナー・ブラザーズがリメイク権を獲得!
と、話題にことかかない作品。
すでに出ている批評も高評価。
もちろんワタクシもずいぶん前に観させていただきました!
元刑事のデリヘル経営者ジュンホが雇う女たちが次々失踪。
同時期に連続猟奇的殺人事件が発生。
とある女の失踪をきっかけに、ジュンホはこの事件を追い始める。
そしてある男、ヨンミンを捕えた。
ヨンミンは「最後にとらえた女はまだ生きている」
と語るが…。
2003年のソン・ガンホ主演『殺人の追憶』に近い印象。
ただ、あの映画にはユーモアがあったが、
この映画はひたすらダーク。
監禁された女性の恐怖を思うと、叫びたくなりますわよ。
怖くて怖くて。
ヨンミンが淡々と殺人の準備をする音、動き、
不潔きわまりないバスルーム、
観ている間、背筋がゾゾゾゾ~、悪寒が走る走る。
一方、ヨンミンを追いつめていくジュンホ。
もう頼みの綱は彼しかいない!
うまくとらえるが、アジトを吐かないんだ、ヨンミンはっ!
「最後の女はまだ生きている」のヒトコトがきいている。
観ている者はなんとか助けてあげて!と思い
ジュンホや警察に思いをたくすが
コトは簡単に進まない。
映画のテンポは快調でグイグイひきつけクギづけにするが
監禁された女性もアジトもなかなか見つからないのよ~
これがスリルのキモ!
そしてあいかわらず、ヨンミンが犯人だという
決定的な証拠はなく…。
この先は見てのお楽しみ(てか楽しいというか、ほとんど恐怖!)
観ている間中、気になっていたのはヨンミン演じる
ハ・ジョンウの顔。
中村俊輔(サッカー選手)にソックリなんですけど。
似てませんか?ソックリさんでしょ。
ちなみにナ・ホンジン監督は、この映画が長編デビュー作だそうだ。
すごい才能がでてきたなあ。
まったくだれない、最後まで全力疾走!
体力がある映画だよなあ…恐るべし!
●『チェイサー』(5月1日よりシネマスクエアとうきゅう、シネマート六本木ほか全国公開/配給:クロックワークス、アスミック・エース・エンタテインメント)