どうもどうも、ご無沙汰しております。
今回も最近観た映画の感想です。
例によって例のごとくネタバレがありますので、
鑑賞前の方はお気を付けください。
『アントマン&ワスプ』
アントマンの二作目。
アントマンの一作目は、個人的にはMCU作品の中でも面白かった指数はかなり上位です。
それと比べて今作は、笑えるシーンは増えたけど全体的に見るとパワーダウンしていました。
今作はタイトルどおり、主人公は二人。
その中で「達成しなくてはならない目的」を持っているのはワスプ(ホープ)です。
前作の主人公であるアントマン(スコット)は、一応目的があるとは言え、ワスプの補助的な位置になります。
単純に主役級が二人になったことと、その目標の達成に温度差があることで盛り上がりはやや欠けたように思えました。
それに加え、アントマンシリーズの魅力と言える、「意思を疎通しえない生き物とのコミュニケーション要素」が今作にはありません。
ジュラシックワールドシリーズでラプトルにも言えますけど、
犬・猫と言った親しみのある生き物ではなく、
恐竜や巨大蟻と言った普通の映画なら脅威になりえる存在と奇妙な信頼関係を結び、
使役することへの感動が一作目にはありました。
当時一緒に映画館に観に行った虫苦手な友人が、
たった一匹の蟻の死に深いショックを受けていたのもわたしには印象的でした。
しかし今作の蟻は名前はつけられるものの消耗品です。
むしろ名付けられた蟻は死ぬくらいの使い捨てっぷり。
その使い捨て精神に随伴するように、
スコットの親友のお騒がせキャラ・ルイスの無駄遣いっぷりが酷い。
確かにマイケルペーニャの登場シーンは全部面白いんですけど、
主役の二人以上に面白くて魅力的なので本筋がどうでもよくなっちゃいます。
彼はあくまでもサポートキャラに徹するから輝くのであって、メインにどかんと腰を据えられると“くどさ”すら覚えました。
軽く観られるアクション映画としては評価したい……ところなのですが……!
単体で観られる前作と違って今作は、
アントマン一作目、シビルウォーキャプテンアメリカ、アベンジャーズインフィニティウォーを視聴している前提になっています。
そのシビルウォーとインフィニティウォーを観るためにはアベンジャーズシリーズのある程度の知識が必要になってくるので、
鑑賞難易度は高いのではないかと……。
鑑賞特典のポスター

『ブレス』
賛否両論ありそうな実話を基にした闘病映画。
今年観た実写映画で一番良かったです。
男女のイチャイチャシーンが素直にもっと観たいと思った映画はこれが初めてです。
映画の本編自体は、観た人に複雑な感情を齎す終わり方です。
しかし本編終了後に流れるご本人の映像と、
一つのサプライズでこの映画の本質を悟ったときに涙が止められませんでした。
サプライズについてはちょっと調べればすぐにわかってしまうことなんですけど、
敢えて何も前情報を入れずに観るのがおススメです。
劇中、明らかに薄く描かれているキャラの真相が判明します。
この映画については言いたいことが山盛りにあるんですけど、
纏めるのが難しいのでさくっと終わっておきますね。
あ、パンフレットがめちゃくちゃおシャンティです。

『MEG』
ステイサムVSサメ
こんなの絶対面白いだろ!!と楽しみにしていたんですけど、
思ったより面白くなかったです。
期待値が高すぎたのかもしれませんが、
サメ映画としてもステイサム映画としても中途半端で残尿感があります。
サメ映画ってB級、大作にかかわらず、
「いつ・誰かが・どこで・どうやってサメに襲われるかわからない緊張感が」
が、常に付きまとっていて、そのスリルを楽しむものだと思っています。
だからサメの幽霊だの空から降ってくるサメだの、奇襲性を備えたサメ映画が昨今量産されているのだろうし。
ところがこの映画はシーンがぶつ切りです。
サメから逃げました~ブツッ
サメを倒しました~ブツッ
またサメが出てきましたけどなんとかしました~ブツッ
「今はサメに襲われないな!」っていい感じの音楽が流れる休憩シーンが多すぎるんですよ。
誰かが死にそうになってて、「死んじゃダメ……!」なんてお涙ちょうだいシーンでサメが襲ってくることは絶対にありません。
そこは瀕死のやつも泣いてるやつも二人揃って食われるからサメ映画は面白いのに。
船の上で海を背にぺらぺら喋ってるキャラがいたら食われると思うじゃないですか。食われませんから。
その代わり、登場人物たちはやたら船から転落します。船からご丁寧に落ちて見えなくなったところで勝手に食われてます。
この映画、チャイニーズマネーで製作されているのですが、
中国は残酷描写にすごく厳しいので、グロシーンを極力映さない工夫がされています。
グロだけが恐怖とはまったく思わないので見せない工夫をすることはいいんですけど、
それにしても緊張感が無さ過ぎる。
シーンごとに切り分ければ面白いところもあったんですけど、
いかんせん退屈なシーンが多すぎます。
冒頭三分くらいのステイサムが事故に遭った仲間を救助するシーンで、
怪我をした仲間を米俵のように肩に担ぐシーンが一番面白かったです。