「ドイツ語」という検索数が減っていることの理由を考える | プライベートレッスン講師・ペンギン先生のつぶやき

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昨日のブログで2004年から2019年までの15年間に、「ドイツ語」という検索数が半減しているというお話をしました。

今日はその理由を考えたいと思います。

 

2004年というのは、私が初めてRegensburgに2週間ドイツ留学した年です。

あの頃はYoutubeで語学を無料学習できるという可能性は皆無でした。

私の住んでいた名古屋にはドイツ語を学ぶ場所すら少なくて、本格的にドイツ語をモノにしたいと考えたら現地に飛ぶしかなかったと思います。実際、ドイツで愛知県出身者にたくさん出会いましたよ。

 

そんな厳しい環境でも南山短大コミュニティーカレッジという市民学校があり、その中にドイツ語コースがありました。今や南山短大そのものがありません。

さて、このドイツ語コースには若い人もいましたが、年配の、その昔ドイツ語を大学の第二外国語として学習した方もちらほら見られました。

そう、大学の教育課程では第二外国語が必修で、その主な言語はフランス語とドイツ語だったのです。

今では中国語、ハングル語、スペイン語が人気なのでしょうが、昔は第二外国語といえばフランス語かドイツ語だったのです。

 

こういった年配の方々は今おいくつでしょうか?もう75歳は超えていらっしゃるでしょうね。

75歳を超えてドイツ語をコツコツ続ける方というのは、よっぽどの方ですね。

今や第二外国語でドイツ語を選択する人の数も昔に比べたら圧倒的に少ないでしょうし、当然ドイツ語の日本における地位も相対的にどんどん下がっていく一方・・・

コツコツと勉強を続けていた方々も次第にリタイヤしていって・・・

「ドイツ語」検索数も激減して当たり前なのかもしれません。

 

EU経済の牽引役を担っているドイツ。海外に暮らすことを考える際に、ドイツという選択肢は必ずしも悪くないと思います。お金もしっかり稼げるし、治安も比較的良いし、しかも日系企業も多数進出しています。現地で就職先を探すことも十分可能なのです(私もその一人)。

もっともっと注目されても良いくらいだと私は考えますが、いかがでしょうか?