
サリンジャーが死んだというニュース。
死んでしまったというショックと、生きていたのかというショック。
15年ぶりに「ライ麦」を読み返しました。
15年前、ホールデンと同じ16歳の時に「ライ麦」に出会いました。
当時の私は周りの人、物に、いちいちケチをつけるような人間でした。
人とつるむのが嫌だけど、一人でいるのも嫌でした。
世界中で自分だけが孤独で不幸なんじゃないかと感じることもありました。
ホールデンと出会って、共感して、
共感した人々が世界中に大勢いるという事実に救われました。
今でも、「ライ麦」を読んで大いに共感したという人に実際に出会ったことはありません。
読んだことはあるという人はけっこういるんですけど。共感はしなかった様です。
でも、出会うことは出来なくても、確かにいるんですよね。
前に何処かで書いた気がしますが、
ここ数年、日本での「ライ麦」は村上春樹氏が訳しているので、購入して読むのは春樹ファン。
私は中・高生に読んで欲しいんです。
私と同じ思いをしている、孤独を感じている10代の若者に読んで欲しいんです。
私のブログのタイトルにもなっていますが、
私がサリンジャーの小説で一番好きな人物はシーモアです。
サリンジャーは隠遁生活中に全く小説を書いてはいなかったのでしょうか。
もしグラース家の話がまだあるのなら、是非読んでみたいです。
亡くなったからこそ、色々出てくるかもしれませんよね。
※上の画像は、私の大好きな新潮文庫のサリンジャー水玉シリーズです。グラース兄弟が登場します。