贅を尽くしたこのピックアップ、この当時
輸入ピックアップの人気機種ディマジオより
工場の原価が高額で、低価格帯に搭載するのは
無理だったが高額機種にはこぞって採用された。
多数の外タレにこれを搭載したギターが手渡された。
なかにはギターは欲しがらずピックアップだけを欲しがり
持ち帰ったアンディー・ラティマーみたいな人もいた。
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無論、当時の出来具合に100%満足していた訳ではなく
仕様を変更、改善したかったが工場側との折衝が上手くいかず
発展も進化も進める道は閉ざされてしまった。
ミントコレクション発足時にボビンの改善だけは出来たが
もはやそこまでだった。
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新しいボビンになってすぐ、私の知らぬ内に仕様が
改悪された・・・。コイルの在庫が尽き、凡庸なウレタン線に
なってしまっていたのだが報告は無かった。
あの豊かなトーンは完全に失われその後復活する事はなかった。