シス・カンパニー「23階の笑い」を観劇してきました。





ふぉ〜ゆ〜が主演で「23階の笑い」を上演したのが2016年の12月と2017年の春。




偶然なのか、2017年5月に別の劇団さんもこの作品を下北沢で上演していた(ふぉろわさんの中にはこちらの公演も観劇された方がいらしたっけ。)



とても好きな作品です。






私は原作がある作品はわりと本を読む方ですが、
これは戯曲集があり、翻訳を読んだら、実際にはどんな言葉で表現しているのか気になってペーパーバックも取り寄せて読んだもの。





シス・カンパニーの作品は観たことがないけど、
演出が三谷幸喜さんと有名な方であり、
キャストの方々が皆さん面白そうだったので行ってみたいと思った。




けど、チケットが取れた後、かなり迷いました。


昨今のご時世のせいです。


もしものことを考えて、チケットはギリギリまで発券せず、お譲りすることも覚悟。

あまり良席じゃなかったので、お譲りがだめなら空席を作ることも考えた。


当日支度しながらも、まだ迷っていましたが、
やっぱり観たいという気持ちに背中を押され、いざ。






世田谷パブリックシアターというところは初めて来ました。






わりと新しい、きれいでおしゃれな建物ですね。

デルフィニア戦記の初演では渋谷区の建物に行ったけど、そこも公共の建物だけどとてもきれいだった。

最近はこういうところ増えているのかしら。









さて。

観劇するまではさらっと、「行ってきたよー」と書くつもりだったのですが、
観劇をしてからずっとこの芝居のことばかり考えていて、あれも書きたいこれも書きたいと、思い巡らせています。



それと、まだ初日を迎えたばかりの舞台で今月ずっと上演中ではありますが、
ネタバレ回避しようとすると表現に工夫が要り、
書くにもストレスなので、
ネタバレで書きます。


あしからず。








では感想です。






私のお席は2階のA席でした。

ふぉ〜ゆ〜以外の現場であまり頑張って良席を望まないようにしているからです。


半円形の客席の上手の上手。

多少は死角があるのは覚悟の上。






しかし、照明が点き、演者さんが登場して会話をし始めたときに、とてもがっかりしたのです。




それは「マックス・プリンス」のポスターが見えない位置だったこと!





冒頭で秘書のヘレンとルーカスが現れて、
セットの配置が、
ふぉ〜ゆ〜版と全部逆なことに気がつき、
びっくりしました。




というのは、ペーパーバックを買って読んだとき、
巻末には、小道具ひとつひとつ場面ごとに詳細に書き記されていて、配置図も図にして描かれていたから。



権利関係にデリケートなところの作品だから、
演じるにあたって細かく制約されているのだろうと思っていた。



それがここでは左右が逆。



パンフレットを熟読していないのでそれがどうしてなのかはまだ分かりません。




けれどふぉ〜ゆ〜版では下手の壁に貼ってあったマックスプリンスのポスターは、上手の壁に貼られていて(たぶん)、
私のお席からは確認することができなかった。





途中もずっとずっと気になってしまい、
「もしかしたら退場するときに左扉側から舞台をちらっと観て確認できるかも」なんていうことまで考えていました。



が、ラストに意外な演出があり、それが叶わないまま、今回私の観劇はおわったのでした。



マックスプリンスのポスターだけのために高いチケ代払ってリピート観劇するほど時間にもお金にも余裕がありません、くすん。









前おきがいつものように長くなったので、
ここでいったん終わり。


アップします。



これからつらつら、書いていくつもりです。


今日はパンフレットと戯曲集とペーパーバックを通勤バックにしのばせて出勤しました笑