Syrup16gの曲を、最近よく聞いている。
以前より、私が好きなバンドだと公言しているため、何を言っているんだと思う方もいるかもしれない。しかし普段は、シロップ以外の音楽や芸人さんのラジオも聞く事が多いので、案外シロップを聞く割合はそこまで高くないのだ。
そんな私が、何故今Syrup16gを聞く事が増えたなと感じるのか。
私の中でSyrup16gは、暑さより寒さが似合うイメージがある。ここ最近、暑い日もあったが、夏に比べたら気温は確実に下がっていると思う。平均気温の変動により、個人的シロップが聞きたくなる時期に突入しているのだろう。
次に、「シロップ以外聞きたくない」みたいなメンタルになる時がたまーにある。
自分の存在意義が揺らいだ時に聞くと、五十嵐隆の歌声と歌詞がこころに沁みてくる。そして、とりあえず生きるかと思えてくるのだ。ポジティブではない歌詞も多いのに、救われるとは不思議な話である。
私のメンタルが「シロップ以外聞きたくない」になる事がここ最近多いため、自然と再生回数が増えるのだろう。
思い付くのは、この2つぐらいか。
Syrup16gが欝バンドと言われる事も多いけれど、個人的にはそう思わないんだよな。MVを見たくて、カラオケで「生きているよりマシさ」を歌ってたら、友人に「暗い」と言われたけれど、私からしたら「あるある」なんだよな。再結成した当時の五十嵐の心情を歌っていると思うのだけど、共感するんだよなあ。
初っ端から「一人きりでいるのが長すぎて 急に話しかけられると 声出ないよね」って歌っているんだけど、分かる~!ってなってしまう。人と話すのは嫌いではないが、話しかけられると「アッ……」てなってしまう……。私の悪い所である、本当に。
それから、最後に「よね」ってつくのが、悲観的になりすぎず良い。また、「死んだ」ではなく「死んでいる」って現在進行形にしているのもセンスを感じる。五十嵐にとっての「死んでいる」って、肉体的な死ではないのだろうな多分。