虹野生の教育ママちっぷです。

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もうすぐ参観日~!

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さて本編!




私は、数多くの偏見にまみれて

生きているつもりでいますが、

(胸を張るな)




中学受験に関しての偏見のひとつに



『中学受験する子のパパママは、難関中学の国語入試問題に出た作品を読むのが好き』



があります。




まあ、好きかどうかは別として


ついつい毎年、


☑️タイトルチェック

☑️作者をチェック

☑️書店で手に取ってみる


という人は多いのでは?と思っています。





2023年には、筑駒の入試問題に

大好きな岸田奈美さんのエッセイが使われたと知り、キャッキャ言うた記憶。



(岸田奈美さんのエッセイは、京大医学部の入試問題や、灘中の模試にも使われたことあるらしい。センスがよすぎる。)






中学受験の入試問題には、

「重松清さんの作品がよく使われる」ということくらいしか知らない私だけど、




なぜか、

数年前に灘中の入試問題で使われて

話題になったこの作品は、

気になって購入していたのでした。





そして、忘れていたのでした。




そして、「暇だし読むか」と、今春うっかり読んでしまい、目が腫れ上がるまで泣いてしまったのでした。





むこう岸



『むこう岸』

安田夏菜 作

2018年12月4日 発行

小学校高学年から


 

 





主人公は、中三の山之内和真。
超名門の中高一貫校・蒼洋中学に合格したものの、あまりのレベルの高さについていけず、中三の春から、学区外の公立中学へ転校する。


和真は、名門中学をドロップアウトしたことで周囲となじめない。父親と祖母からは中学と同じくらい高偏差値の高校へ進学することを命じられ、鬱屈した日々を過ごす。




もう一人の主人公は、和真が転校した公立中学に元々通っている、同級生の佐野樹希(女子)。
病弱な母と、3歳の妹と、生活保護を受給する家庭で暮らすヤングケアラー。


樹希は、「生活保護家庭の子どもは、アルバイトも大学進学もできない」と教えられ、将来に何の希望も抱けないでいる。




あることをきっかけに、和真と樹希は【カフェ・居場所】で、放課後の時間を共有するようになり、反発しあいながらもお互いの苦しみを知り、自分の現状とも向き合おうとしていく。





当時は、



灘中をモデルにしているであろう「蒼洋中学」で深海魚になった主人公が出てくる作品


&


灘中を受験するであろう子ども達とは「違う世界」(本文の言葉を引用しています)の生活保護家庭を描いた作品



を入試問題に用いたことで

話題になっていた記憶があります。

 



私は、この作品の前半、



特に山之内和真くんの


中学受験~蒼洋中学で落ちこぼれていく様子~公立中学へ転校してしばらく


の描写を見るのが本当に辛くて



これは

【中学受験小説】のひとつに数えてもよいのではなかろうか。


と思いました。




『翼の翼』とか

『金の角持つ子どもたち』とか、

ありますよね、中学受験の苦しさと素晴らしさを描いて、中学受験パパママに愛される小説…




『むこう岸』での、



山之内くんの中学受験を志すきっかけ

(教育熱心なパパと、小学校での浮きこぼれ)



合格したことで全てが報われると信じた想い



周囲が自分以上の天才秀才の集まりで、自分は努力しても凡人でしかないとわかったときの苦しさ



転校したあとの、無力感、やるせなさ…



これは、中学受験をする子の親は

目を通しておいた方がよいのではないか?と思いました。





私が一番胸を締め付けられて涙してしまったのは、


蒼洋中学をやめた山之内くんが


『居場所がない』


と感じていたこと。




頑張って合格した学校も、

次は高校で高偏差値校へ入れ!という親がいる家も、

新しく入って、どこかぎこちない公立中学も



どこも、安らげる、自分の居場所ではないと

山之内くんが感じていたこと。




事故で酔っ払った山之内くんが

フラフラと、


「いばしょ、ほしいなー。いばしょー、どこだよー」


と、あてもなくさ迷うシーン。



オバハン号泣。



「どうせ居場所がないのなら、どこまでもどこまでも、そうやって川を流れていきたい。」




中学三年生に、そんな風に思わせてしまったこと…。





中学受験真っ只中だと、

先のことはわからないんですよね。




我が家もそうで、


とにかく目の前のテスト、次の模試、

半年先の本番…


って

壁をクリアすることだけ考えてて、



中学受験が終わったあとのことは、

そんなに想像できてなかった。



想像できてなかったし、

したとしても、

きっといい想像しかしてなかったと思う。


自分の子が、合格した学校でついていけなくなる想像なんてしないよね。





受験塾で成績が良くなっていくと、

より偏差値の高い学校へ!


ってなることもあるじゃないですか。



親や先生のいうことをよく聞く素直な子なら、

すすめられるまま、「よりよい学校」を目指すかもしれない。




でもほんと、

わかっていたけど改めて、


【子どもの人生】であり【中学受験はゴールじゃない】


って、恐ろしくなってしまいました。




全然、それが主題の作品じゃないんですけどね。

いちおう教育ママだから。引っ掛かるのそこ。




でも、山之内くんは苦しんではいるけども

全然ひねくれていなくて、グレてもなくて


優しい真っ直ぐな人なんですよ。



勉強が苦手なハーフの中学生に、

理解できるまで、割り算から懇切丁寧に教えてあげる。




何が大きく解決するわけでもないけれど

読後、爽やかな気持ちになれる作品でした。




対象は小学校高学年からです。


(堂々と読んで堂々と泣くアラフォー)



【生活保護】って、言葉だけが一人歩きして悪いイメージを持っている子も多いのではないかと思うんですが


読んだら、いろんな状況の家庭があることが理解できるはず。



灘中が入試問題にしてなかったら、

読むことがなかったかもしれない本作。

ありがとう灘。

 

 


で、この記事を書くために調べてて

知ったのですが、


本作を原作にしたドラマが、

今春NHKで放送なんですね!!!


5/6放送みたい。



観れたら観る~~!!

(あっこれ観んやつや)



(テレビ番組、「いいな!」と思っても95%の確率で見そびれる人)

(青山剛昌のプロフェッショナルも見逃して泣いてる人)





岸田奈美さんのエッセイ好きすぎて全部持ってる。

 

 


 

 


 

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