中学受験小説におけるNo.1豪腕ママ

野生の教育ママちっぷです。

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本棚の整理してたら、

奥の方から出てきました

数年前に購入して読んだ

『天現寺ウォーズ』(同録『御三家ウォーズ』)

なつかしー！

ちなみにこの本を買った頃の私は

(2021年)

慶応幼稚舎の別名が『天現寺』なことも知らなかったし

(その二年前までは幼稚舎＝幼稚園かと思っていた…)

そもそも『東京カレンダー』なる雑誌を知りませんでした。

今もよく知らん。

港区女子が出てくる、'23るるぶ東京みたいなもんで合ってますか

東京カレンダー 2023年11月号【電子書籍】

楽天市場

900円

表題作『天現寺ウォーズ』は

幼稚舎を目指す、小学校受験のお話。

同録の『御三家ウォーズ』は、

麻布を目指す、中学受験のお話。

『御三家ウォーズ』をパラパラ読み返したんで

すが、

やっぱり、純粋に中学受験への努力・ドラマを描いたこちらなどに比べて

金の角持つ子どもたち（集英社文庫(日本)） [ 藤岡陽子 ]

ちょっとスキャンダラスというか、

【母】に焦点を置いているからか

より下世話な内容なんですよね🤭

他の子より遅れて５年生で入塾した息子が、

最下位クラスからスタートしたのに

あれよあれよと上位選抜クラスに入って

小学校の参観日で

あまり話したことのないママ達に囲まれて

勉強について根掘り葉掘り聞かれるとか👂️

こわ

あとは初見で

「す、すご…！」と思ったのは

高学歴凄腕中学受験ママのセリフ。

『我が家は代々、男は開成、女は桜蔭一択。３番目の娘は３年生だけど、私の後輩にしなくちゃならないと思うと今から身が引き締まるわ』

『御三家ウォーズ』より引用

(以下フキダシ内同じ)

↑こういうおうちは本当にあるのだろうか…あるよねきっと…！

このママさんめちゃ凄腕なのよ。

『最低でも開成、最高でも開成。そう思って走ってきた。』

『光輝は、来年の2月1日に最高のパフォーマンスができるように、私と夫が細心の注意を払って育てたの。旅先は全て、歴史や自然の勉強になるところ。南国リゾートなんて一度も行けなかった。幼児期からピアノとスイミングに通って、公文で中学数学を４年生までに終わらせて……。この過酷な受験戦争に挑むからには、トップで完全制覇できるように。絶対に勝つように、って』

12年の人生のすべては、

12歳の2月1日のため…！

でもこのママの本音、泣けるんですよ。

『御三家にこだわりすぎて、もっと子どもにぴったりの学校を見逃しているんじゃないかしら、私たち』

子どもが小４のとき読むのと

受験学年で読むのと

また感じ方が違いますね。

母の狂気が迫ってくる…！

子は爽やか。

『僕はあれ以上努力できなかった。精一杯やった。』

我が子にもこんな風に

受験終えてほしいよね……