memorias pasadas -9ページ目

memorias pasadas

la vida libre

国土と気候に多様性をもつ南米ボリビア霧

海抜500mのアマゾン地帯から、4000m以上の高山地帯まで様々な環境に人々が暮らしています。

となると、移動も大変あせる

都市圏には空港があり、国内便が就航していますが、そのような所ばかりではありません。
(例えば僕の前任地Tupizaには空港がない)

そうすると、必然的に長距離バスを使うことになるわけですバス

また、コストの観点から節約を考えるとバスが第一選択となるのですが、

その長距離バスの難点ダウン

1.道路舗装状況が悪い
 まだまだインフラ整備が不十分なボリビア。
 国土の多くを占める山岳地帯が存在するために道路工事も難航(トンネルを掘る技術と経済的余裕がない)。
 従って、ガタガタクネクネ道を何時間も走ることになり、お尻に激痛(これは僕が痩せたせいもある)。
 都市を結ぶ道路は舗装されているが、ちょっと田舎へ行くとなると未舗装路となり、この場合眠れない。

2.バスがボロい
 中古バスまたは年季のはいったバスが多い
 シートのリクライニング機能が壊れている確率が高い
 なぜか初乗りなのにシートが砂だらけ
 車内ゴミだらけ(みんな食べたものを床に捨てるあるいは窓から捨てる)
 車内にトイレがついているのに使えない(これは、ボリビアのバスターミナルに汚水処理施設がついておらず、たまったものが外に流せないことによる)
 
3.バス内が臭い
 毎日シャワーに入らないボリビア人
 夜行バスで靴を脱ぎだす人々が続出し、臭いが充満
 コカを噛む人々が多数存在しその臭いが混じる
 そのためマスクの着用必須カゼ

4.エアコンが効かない
 エアコンがついているのにコントロールの仕方を知らないのか、壊れているのか、OFFになっていることが極めて多い
 従ってオルローやLa Paz、ポトシを夜間通過する場合には防寒具が必須(ボリビア人は毛布持参で乗り込んでくるが、荷物が増えるので僕はユニクロダウンなどを携帯)
 運良くエアコンが効いていても極寒or極断

5.一つの椅子に複数人座ることがある
 僕が経験した中で最高人数
 僕が窓側席
 通路側に体格のいいチョリータさん
 小さな乳児二人を抱え
 さらに足元にこどもひとり配置
 結果僕の片腕はよだれまみれ
 この他、通路に座る場合もあり(途中通過する田舎の村の人々にとっては唯一の交通手段。バスの運転手も満員でも乗せる)


タラタラと文句を並べてきましたが…

1990年代後半に北海道テレビで放映された「水曜どうでしょう」のサイコロの旅。
大泉洋さんと鈴井さんが夜行バスに悲鳴を上げていたことを思い出させるのですが…一回ボリビアでやってみてはいかがでしょう?

おそらく彼らの言う通り

「死んじゃいます」

それでも、都市圏を結ぶバスは本数が多く運行会社を選べることに加え、3列シートのブスカマ、レイートと呼ばれるクラスが存在するためいいのですが…

先日コチャバンバからTupizaに行く際に利用したバスは、4列シートで16時間…仙骨部には発赤ができたのでしたしょぼん