パリでのテロに関する報道に感じる違和感 | memorias pasadas

memorias pasadas

la vida libre

パリでテロが起きて、多くの人々が亡くなりました。

ボリビアでもニュースで報道されていて、昨日午前中はCNNをつけっぱなしにしていました。

外国に生活している身として、やはり「怖いな」という思いがありますが、

考えてみたらアメリカの同盟国である以上、このようなテロ日本でも起こりうることだと認識。

そして、これらのニュースを見ていて感じる違和感。

事件後、グーグルやFacebookなど大手SNSは挙って半旗を掲げ、フランスに対する同情とテロ撲滅への姿勢を明らかにしました。

大して事情も知らない多くの人々がプロフィール写真にフランス国旗を掲げてこれに同調しているのですが…

このことに違和感をおぼえ、疑問を呈しているのは僕だけではないはずです。

じゃあ、一ヶ月前にトルコで起こったテロにより100人近くの人々が亡くなった時に、我々は半旗を掲げたのでしょうか?

否です。

報道の大きさが明らかに異なります。

パリは大都市だから?

馴染みのある国だから?




そしてもう一つ。

テロの原因が明らかにされていない。

ニュースでもこのことについてはあまり触れられておらず、ただただテロ撲滅を呼びかけるのみ。

フランスがシリア介入した報復なのか。

はたまたどこかの大国がISをそそのかしているじゃないのか。

イラク戦争と同じ戦争ビジネスなのでは。


無差別な殺人が起こり悲しいです。

でも、僕はフランス人もトルコ人も世界の至るところで起こっているテロや無差別殺人に対して平等な姿勢を示したいと思うのです。

だから、世界中の人々がFacebookのプロフィール写真にフランス国旗を掲げていることに、どうも違和感を感じる。

一種の差別ではないのか?