配属部署 エドゥアルドエギア病院の理学療法室 | memorias pasadas

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こんにちは。今日も志村はボリビアで元気です。

今日は配属部署である理学療法室について書いてみます。

僕が勤務する理学療法室は、わずか6畳程の部屋にマッサージベッドが一つあるだけで、他には何もありません。杖、歩行器、枕、クッション、プラットホーム、平行棒、装具…日本の理学療法室にあるものは何もないのです。さらに、理学療法室に来室するためにはいくつもの段差や坂道を超える必要があるため、入院患者を連れてくることは一切なく、外来患者のみが利用しています。入院患者にはベッドサイドで理学療法が提供されます。

エギア病院 理学療法室 外観



現在のところ、入院理学療法実施患者数は一日で6-8名といったところです。対象疾患の6割は肺炎、3割が高齢者の骨折、1割がその他ですね。入院期間も平均2週間と短く回転が早いので、継続してフォローできるケースは稀ですし、急性期の医療機関なので重症か軽症かに二分する感じです。いわゆる日本の回復期にあたる患者は稀です。外来では、一日平均3-5名の患者が訪れます。腰痛、膝痛、肩痛、足関節捻挫、CPのこども、肉離れ、とこちらはバリエーションに富んでいますが、医師の診断と依頼が適当すぎて、オーダーが乱発することもあります。それから予約の管理が出来ておらず、時間通りに来ることはほとんどありません。

療法士のレベルも決して高くはありません。技術的に的外れなことは実施されていませんが、リスク管理、情報収集といった基本的な部分がおろそかですし、評価をあまりしません。ハード面の脆弱性によってできることも限られており、半ばあきらめの気持ちが伝わってくることもありますね。ADLを見るという視点もないですね。

外来患者に対しては、マッサージなどの対症療法が主で、自主トレ指導や患者教育などはあまり実施されていません。患者も自主トレをする意識がなく依存的な傾向が強い印象を受けます。

現在は、このような状況で何が出来るかを模索しているといった感じです。とにかく「ないない」尽くしの状況でなかなか簡単にはことが進みませんが、辛抱強くやっていきたいと思います。