トラシーバーは、これまであまり修理しなかったんですが、

R-820を手に入れた時に、一緒にTS-820がついてきたので、重い腰を?上げて修理に取り掛かりました。

電源を入れるとヒューズがすぐ飛んでしまいました。

ACトランスのAC800V出力の線材を外すと、ヒューズが飛ばなくなりました。

100uF/500Vの電解コンデンサの不良によるものでした。

底面を見ると2個共液漏れしてそうな痕跡がありました。

 

 

 

電解コンデンサは同じ直径のものがなく小さくなったので、

取付のために基板を追加しました。

 

新品に交換後、ヒューズが飛ばなくなりました。

しかし、

残念ながら受信しません。

受信ノイズは聞こえますが、レベルが低過ぎます。

9V、5Vの電圧は問題ないですね。

取り合えず、3個のランプをLEDに交換しました。

LEDの電源は、カウンターユニット接続用のコネクターから供給しました。

※ランプの電源は、ACから供給されていたので。

ついでに、VFOユニットを開封して、アースばねを清掃しました。

 

背面のEXT VFO端子のNo.8と9をショートしました。

このTS-820はR-820とトランシーブ動作できるように改造がされていました。

No.4と7もショートしました。

キャリアが発振していないようでしたので、トランジスタを交換しました。

各部の接触不良を修整しました。

 

ようやく受信する様になりました。

せっかくなので、AUXに10MHzを追加しました。

 

ドライブ用のコイルをどうするか?悩みました。

WEBで探してみましたが、良さそうなものがみつかりません。

仕方がないので、オークションで中古のものを入手して取付けました。

 

一通り調整をしてみる事にしました。

21MHzは、ロック電圧の調整はできるんですが、VFOを回してもロック電圧が変化しません。

何度もコイルのコアを回していたら、コアがかけてしましました。

コイルを基板から取り外し、底面からコアを取り出して、

欠けた方を下側にして上から入れました。

PLL部の各信号をオシロで確認したところ、周波数が変な箇所がありました。

ロック電圧を調整するコイルを再調整したところ、正常になりました。

※同じロック電圧になるコイルの位置が2か所ありました。

 

キャリア周波数の調整がうまく合わせられないです。

トリマーの不良でした。

オリジナルのトリマーは、形状が特殊です。

代替えのトリマーを基板の半田面に取り付けて、基板パータンカットし、つなぎなおしました。

 

さて、送信してみます。

おおおパワーが出ています。100Wでてますね。

10MHzは20Wくらいしか出ないです???

 

ファンクションSWを動かしていたら、硬くなって動かなくなってしまいました???

少し力を入れると動くようになりましたが、…。

なんと受信しなくなってしまいました。

キャリアユニットの9Vが供給されなくなりました。

マーカーユニットの9V切り替えは正しく切り替わります。

どうやら、ファンクションSWの4つある可動部の内、一番パネルに近い側が壊れた様です。

どうしたものか…。

 

取り合えず、キャリアユニットに9Vを供給してみましたが、受信しません。

うーん。

SWを交換する事にしました。

 

せっかく清掃して取り付けたツマミを外し、パネルを外し…。

ファンクションSWをパネルから外しました。

17本線がつながってます。

 
17本すべてSWの根元でカットしました。
オークションで入手した中古のSWの9Vの端子は正しく切り替わりそうです。
中古のSWから17本の内14本を外し、残り3本は約10cm位線を残してカットしました。
そして、本体側の17本とつなぎます。
3本はなぜ10cm残したかと言うと、
SW側の根元で他の端子とショートしないようにチューブが被されていたためです。
なんとか出来上がりと思ったら…、今度はマーカー用9Vが切り替わりません…。
 
幸いマーカー用の可動部は一番SWの背面側にあります。
仕方がないので、
SWの背面のナット2個を外して、分解洗浄し再組立てしました。
無事にマーカー用9Vが切り替わるようになりました。
 
↓元々ついていたSWです。

受信する様になりました。
マーカーも切り替わります。
 
28MHzの50W→100W化改造しました。
 
送信確認は明日またやってみます。
壊れてないか?壊れないか?心配です。