呼吸が確認できなくなったその後
です。
母の呼吸が確認できなくなったあと
すぐに訪問看護ステーションに連絡を入れるとまもなく、
いつもの看護師さんから連絡が入り、
すぐに向かうと、
硬直が始まる前に、入れ歯は装着して、
入れ歯を入れるのが結構難しく、
母に向かって
「痛かったらごめんね」
と声をかけながら装着したのを覚えています。
看護師さんのKさんが到着し、
やはり
息がないことを確認、
在宅医に連絡を入れてくれました。
ところが、不在中で来れない?
とのこと、
代わりの医師が来訪することになりました。
最後の最後に頼りにならないドクターでした。💧
ドクターを待つ間、Kさんは、体をきれいに拭き、着替えをさせ、最後のメイクを
服は、外出できた時によく着ていた服を着させてもらいました。
葬儀屋さんにお願いする場合が多いようですが、ずっと来ていただいて、気心の知れた看護師さんの方が母も安心でしょう。
特にKさんは、母のわがままや無理難題にも母目線で丁寧に対応してくださり、
様々なトラブルやお困りごとの際にも駆けつけていただいた回数No.1の存在でした。
ドクターが来訪するまで、かなりの時間がかかったのですが、
その間、ずっと母との思い出話は尽きることがありませんでした。
私もKさんも困惑したことが数えきれないほどありましたから。
母も近くで聞いていて、
その会話に参加したかったのでは?
いや、生前にも言っていた
「にぎやかなのはいい」
かな。
ようやくドクターが到着し、臨終を確認、死亡診断書を書いていただきました。
ドクターが帰り、Kさんも帰り、
葬儀屋さんに連絡、
ほどなくお迎えに来ていただきました。
この日の一段落
少し落ち着いたときの私の気持ちは、
悲しみより、最後まで看取ることができた達成感の方が大きかったです。
息を引き取る瞬間に立ち会えたこと、母が私の声を聞き、顔を見るまで頑張ったことに感謝の気持ちすら持ちました。