2022年6月中旬のこと、いつものように

夜勤明けで母のところに向かいます。

すでに体を起こしていますが、いつも観ているテレビはついていません。

何やら険しい表情、いやな予感。


「私、末期癌なんだって」と。


 どう返してよいやら突然の言葉に詰まってしまいます。


いつも回ってくる ヘルパーさんとは違う方から聞いたそうだ。


すでに4月の時点で、大病院のドクターから大腸がんのステージ4であることと、余命について告知を受けていましたが。




ステージ4と末期癌とが 結びついていなかったのか?


そんなこと、もう聞いてるでしょ、と返すのはまた喧嘩になるし、余りに酷


「皆と一緒に頑張ろうよ」


と短い言葉で伝えて

テレビのスイッチをonに。


 一番苦しいのも辛いのも

母なのですが、


「一人じゃない、あなたをみんなで支えていくよ」


という気持ちを表すことが精一杯でした。

その言葉が適切だったどうかはわかりません。


そのあとの朝食、納豆卵かけご飯🍚は

おいしいと言って食べていました。



服用する薬が増えたためか、癌の進行によるものか、傾眠の時間が長くなってきました。