僕が久留米市安武町安武本3057、栁川県道沿い、通称やなけん沿いに店を構える、一昔前のドライブ・インといった風情の「丸好食堂(まるよししょくどう」さんを訪れたのは、そこが「くるめ食の八十八ヶ所 巡礼の旅 」にラーメン部門で参加されており、「早くて、うまくて、安い!」と、多くのお客様から好評を頂いているラーメン店、あっさりしたスープと、中細麺が特徴、こだわりの一杯を、リーズナブルな価格で提供している、と冊子に紹介されていて、ラーメンを食べたいなあ、判子を捺して貰いたいなあ、と思ったからであり、で何故に僕がそう思ったかを考察すると、僕はその時空腹を感じていて、何か食べ物を摂取しないと生命が維持できないわけで、まあ、空腹を解消するだけなら居室でもそもそ食パンでも齧ればいいのかもしれないけれども、そうすっと判子は捺して頂けないし、そもそも居室に食パンは置いていなかった。
丼の縁までなみなみとスープが注がれている。油の膜が浮いているが色合いは薄く、さっぱりしていそうだ。丼に触れると、指先に熱を感じた。控えめに豚骨の香りがうっすら立ち上がる。チャーシューが二枚に焼き海苔、葱、紅ショウガ、スライスされたゆで卵がトッピングされていた。
スープを一口飲む。ふむ、あっさり滋味深い。ほんのり甘さがあるいいスープだ。やや縮れた中細麺が程よく柔らい。層が別れたチャーシューは食感が異なり、噛む喜びがある。エッグスライサーで切られたらしきゆで卵は、三切れ分あって嬉しい。スープまで全て飲み干したら、二時間後耐え難い激しい喉の渇きに苛まれた。舌の成分がどこか遠くに持って行かれた。
隣りに「ベスト電器
」があるけど特に用事も無かったので寄らずに帰って。
